ジタハラに悩むビジネスパーソン4割
高橋書店(東京・文京区)が行った「働き方改革」に関するアンケート調査で、ビジネスパーソンの約4割が「ジタハラ(時短ハラスメント)につながる悩みを抱えている」と回答したことが分かった(対象:全国のビジネスパーソン男女730名)。
ジタハラとは、会社や上司から「残業するな」「定時に帰れ」と長時間労働改善の具体的な対応策の提案がないまま、業務を切り上げるよう強制されることをさす。同社調査によると、「働き方改革が行われている」と回答したのは53.4%で、それにより困っていることは「働ける時間が短くなったのに、業務量が以前のままのため、仕事が終わらない」が最多の41.5%だった。
- 働ける時間が短くなったのに、業務量が以前のままのため、仕事が終わらない(162名)
- 仕事が終わっていなくても、定時で帰らなければならない(100名)
- 長時間労働を改善するための、具体的な現場の対策・体制がまだ整っていないため、スタッフ間で混乱が起きたことがある(95名)
- 会社での残業ができないため、仕事を家に持ち帰っている(63名)
- 働く時間が制限されることにより、仕事へのやりがいが減った(39名)
- 残業ができないため、仕事が終わらず、顧客・取引先に迷惑をかけた経験がある(38名)
SNSには早速「なんでもかんでもハラスメント」「うちの会社があてはまる」「早く帰れと言われても仕事量は変わらない…」「上司や会社が無責任」などの意見が投稿されている。
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