ネットユーザーの医療情報取得の新基準に Yahoo!とメディカルノートの取組み

2016年末に起きた、IT大手DeNA(東京・渋谷)による医療情報サイトのウェルク問題では、根拠のはっきりしない不正確な記事を掲載したことでサイトが公開中止に追い込まれた。これを機に医療情報・ヘルスケア情報へのネットユーザーの目は厳しくなり、数多くのサイトが自主的に閉鎖したり、専門家の監修をつけるなどして信頼性を重視してきた。

とは言っても、ネット検索して見つけた情報が信頼に値するのかどうか、その信頼性を判断できる基準はなく、ネットユーザーの間にはいまだに不便が残っていた。しかしこれからは、yahoo!で簡単に正しい医療情報を見つけられるようになる。それを実現したのはメディカルノート。Yahoo!検索と連携し、Yahoo!検索結果画面の上位に各種疾病に関する情報を提供する。

メディカルノートは、医療の最前線で活躍する医師・病院と患者をつなぐヘルスケアプラットフォーム。1,400名の医師や専門家、700にのぼる医療機関の参加・支援のもと、エビデンスや臨床経験に基づく情報など信頼性の高い医療情報を、各科の専門家による監修・執筆、インタビューによって提供するほか、専門医を中心とした医療相談サービスを提供している。本情報は全て医師が執筆しており、かつ臨床・教育・研究の第一線で活躍する各領域のエキスパートと言われる医師の監修を得るなど内容の信頼性を重視している。

Yahoo!の検索結果に表示される対象キーワードは、「インフルエンザ」「高血圧」「脳卒中」「関節リウマチ」などの約1,000種となり、対象キーワードは今後、難病・希少疾患も含めて拡大していく予定。

本サービスは今月4日に始まっており、実際に検索すると、メディカルノートに掲載している記事が上位に表示される。実際にチェックしてみよう。Yahoo!で「高血圧」を検索した結果。

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