新しい楽しみ方 情報収集は「つまみ読み」届きづらくなる企業の広告

生活者の意識・実態に関する調査を行うトレンド総研(東京・渋谷区)は、メディア活用のトレンドとして、新たな雑誌の楽しみ方を「雑誌のつまみ読み」と言及している。

紙の雑誌を定期購読する人は減っていても、デジタルの雑誌読み放題サービスは人気を集めており、利用者は増加傾向にある。雑誌のコンテンツが紙からデジタルに移行する中で、その読み方や活用法にも変化が生じており、「決まった雑誌を定期購読するのではなく、気になった記事やテーマだけをちょっとずつ読むというスタイルが主流になりつつある」と同社は伝える。

画像:トレンド総研

デジタル時代のつまみ読みテクニック

日常生活で気になったことや、疑問に思ったことをTwitterやInstagramなどSNS内でキーワード検索をする人が増えており、このような流れが、雑誌の楽しみ方にも波及。雑誌読み放題サービスでも、気になる街の名前、好きなブランド、流行のキーワードなどを入力して、雑誌を横断して、関連性のある記事だけを「つまみ読み」する消費者が増えているようだ。同社が行った「デジタル時代のつまみ読みテクニックとは?」では次のような回答があった。

  • 気になるキーワードを検索入力して、該当する記事・コンテンツを読む…53%
  • 後から見返したい記事・コンテンツはブックマークやスクリーンショットをして保存する…58%
  • おすすめで表示された記事やコンテンツを読む…64%

届きづらくなる雑誌広告・雑誌掲載情報

雑誌離れが進むと同時に、数誌の雑誌の斜め読み(つまみ読み)をする消費者が増え、さらに消費者は様々なメディア(ブログ、YouTube、個人運営メディア、一般企業運営メディア、ポッドキャストなど)に分散していることを考えると、雑誌広告や雑誌掲載情報がますます女性消費者に届きづらくなっていくのは必至だ。雑誌広告掲載について、雑誌社も企業も新たな取り組みやアイディア戦略が急務となる。

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