“卒婚” 新しい夫婦の形に中高年女性の関心高まる
新しい夫婦・結婚の形として注目されているのが「卒婚」。ネット上の検索ボリュームは上昇傾向にある。卒婚とは結婚を卒業することで、婚姻関係は維持したままお互いがそれぞれ自立した人生・生活を送ることを指す。結婚をして家庭を持つことは、少なからず夫・妻ともに様々な点で我慢や遠慮などを伴う。特に年齢が上がるほど、かつての「男は仕事、女は家庭」という性別的役割分業の概念が強く残っており、妻が夫の世話をするケースは多い。中には「夫の存在は、
ある調査では、「卒婚したいか?」という質問に半数の女性が「はい」と答えたという。どちらかというと妻側の方が自身の幸せよりも家族を優先して生きる傾向が強いため、卒婚は妻側から申し出ることが多いのかもしれない。働く女性が増えたことで、夫に頼らず生活できるようになることも卒婚に拍車をかけそうだ。
妻の所得が夫と同じかそれ以上になると、離婚率が倍になるだろうと、以前見たテレビでコメンテーター?の人が言っていました。それもわかるような気がします。(引用:ブログ「一発発起の断捨離 離婚、別居、そして卒婚。それぞれのシニア夫婦の選択。 」)
「離婚はデメリットも大きく、またエネルギーも要する。夫との関係も特段悪いわけではない。しかし、これからは我慢をせず自分自身の人生・生活を自由に謳歌したい」という理由から、熟年離婚ではなく、卒婚を選択する中高年女性は今後増えていくと考えられる。情報交換コミュニティサイトのインターエデュには以下の投稿が。各回答者の意見などからは卒婚のリアルを垣間見ることができる。
子どもたちも就職、大学院と手がかからなくなり定年まであと数年の夫と二人で過ごす時間が多くなりました。「卒婚」という夫婦の形を知り自分もそうしたく思っています。ずっと専業主婦で資格などもないので離婚より卒婚を考えるようになりました。すでに卒婚されている方、また予定されている方、どのような手順でご主人様と話を進めていらっしゃいますか?(引用:インターエデュ)
2030年には単身世帯が約半数になるという予測があるが、「婚姻関係にあるが、実際は卒婚して別居」という“隠れ単身者”の数も入れると、その割合はもっと増えるのかもしれない。
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