健康意識・健康行動によるクラスター分析、7タイプの生活者の特徴 電通

ヘルスケア領域でマーケティング戦略の支援をする電通ヘルスケアチームが、全国の20〜60代の男女1万人を対象にした「ウェルネス1万人調査」の結果を公表した。2007年から毎年実施しているもので、健康意識、健康領域の消費金額、「ウェルビーイング」の言葉の認知を調査した他、健康意識・健康行動によるクラスター分析により生活者を7タイプに分類した。主なファインディングスは以下。

  • 「常に健康を意識した生活をしている」人は、コロナ禍の2021年の37.1%をピークに減少し、33.9%に
  • 健康のためにかけている1カ月あたりの金額は、商品(1331円)・サービス(896円)ともに過去5年間で最少
  • スマホやヘルスケアデバイスで「食事内容の記録・管理」や「睡眠の測定・記録」を続ける理由は、「自分の心の健康、平穏のため」「自分の身体の健康のため」などが高い
  • 「ウェルビーイング(精神的・身体的・社会的に健康で幸福であること)」の言葉の認知は、昨年の20.8%から25.4%に増加。自分の「幸せ度」は、男女共に60代が最も高い

クラスター分析による7タイプの生活者の各特徴は以下。行動変容ステージモデルで知られる健康への関心度合いによる分類ではなく、デジタルデバイスを用いた健康管理への関心、自己肯定感の高低、生活習慣病予防に対する意識、食事回数など、多様な視点で分類・定義している。タイプ別に幸せ度の点数化もしており、健康への関心が低いと幸せ度が低いという相関性も明らかにした。

【出典】電通

 

 

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