生成AI、若年層の市販薬選びで主要情報源に 「企業・ブランドサイト」と同水準
20代以下の若年層において、市販薬購入時の情報収集に「生成AI」を活用する動きが広がっていることが、インテージヘルスケアによる調査で明らかになった。利用率は9.5%と全体では限定的ながら、他年代の約2.8倍に達した。
調査は15〜79歳の男女約1万3千人を対象に、今年1月に実施。市販薬(※)の購入時に参考にした情報源を聞いたところ、全体では「商品のパッケージ」「店員・薬剤師」「テレビCM」「店頭POP」「口コミ」が上位を占め、「AIで調べる」は3.4%にとどまった。一方、20代以下では9.5%と1割近くに達し、「企業・ブランドのWebサイト(10.1%)」と拮抗した。(※)総合感冒薬、ドリンク+ミニドリンク剤、胃腸薬、整腸薬、外用鎮痛消炎剤
生成AIで情報収集を行う人が増える中、信頼性が求められる市販薬においても同様の動きがみられ、従来の「検索して公式サイトを読む」という行動から、「AIが要約した回答を得る」スタイルへのシフトが示唆された。
こうした変化について同社は、生成AIの回答に出典が明記されるようになった点を背景に挙げる。「情報の裏付けが容易になったことで、不正確さへの不安が軽減されたことも、割合が拮抗した理由の一つ」と指摘する。また、若年層における検索離れと要約ニーズの高まりにも言及。膨大な検索結果から自力で情報を探す手間を避け、複数の情報源を統合・要約して提示する生成AIに「タイパ」の価値を見出しているという。
一方で、生成AIには誤情報を提示するリスクもあることから、「企業側には、“生成AIに正しく参照してもらう”ためのコミュニケーション戦略がより求められる」とコメントしている。
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