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AIの私的利用、女性は慎重姿勢鮮明 期待するサービスは「医療・介護」がトップ 東京都1万人調査

Category: データ分析
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東京都は今月17日、都内在住の15歳以上の男女約1万人を対象に実施した「都民のAIに関する意識調査」の結果を公表した。AIの認知度は約9割に達しプライベートでの利用が広がる一方、女性は男性に比べ利用率が低く、個人情報への抵抗感やAI依存への警戒が強い傾向が鮮明になった。

プライベートでの月複数回以上のAI利用者は全体の39.2%だった。男女別にみると、女性は36.0%、男性は42.6%で、約7ポイントの差がついた。「AIを利用したことがなく、今後も利用する予定はない」は女性32.8%、男性27.8%で、女性の方が距離を置く姿勢が目立つ。AIの理解度でも「聞いたことがあり、どのようなものか理解している」は女性55.6%、男性65.4%と約10ポイントの開きがあった。

【出典】東京都「都民のAIに関する意識調査」プライベートでのAI 利用経験、男女別

 

意識面での性差はさらに顕著だ。個人情報がAIの学習に利用されることに「抵抗を感じる」「どちらかといえば抵抗を感じる」と答えた割合は女性70.7%、男性62.5%。AIサービスで最も重視する点でも「個人情報の安全性」を挙げた女性は24.3%で、男性の16.8%を上回った。将来の変化については「AIに頼りすぎて人間の能力が衰える」と答えた女性が25.4%、男性が20.7%で、便利さの裏にある依存リスクへの懸念は女性に強い傾向がうかがえる。行政サービスへのAI活用でも、「AIが人間の代わりに行動してもよい」とした女性は9.2%、男性15.6%で、女性がより慎重な姿勢を示した。「補助的な役割に留め人間が対応してほしい」は女性32.5%、男性25.6%だった。

男女全体を年代別にみると、10代で58.7%、20代で54.9%と若い世代でプライベートの利用率が高い一方、30代は「今後も予定はない」が33.9%に上り、世代間の温度差が大きい。70代以上では「誤情報拡散のリスク」を意識する人が48.4%に達し、AI生成コンテンツへの表記を「必ず必要」とする割合も62.3%と突出した。AIを使ったサービスを期待する分野は「医療・介護(例:診断支援、介護ロボット、健康管理)」が44.5%とトップで、年齢とともに回答割合が上昇する結果となった。他、「人とのコミュニケーション支援」39.2%、「交通・移動支援」39.0%と、生活基盤に直結する領域が上位を占めた。

【出典】「都民のAIに関する意識調査」AI 利用を期待するサービスの分野、男女別・年齢別

調査は都が推進する「都AI戦略」に基づき、都民のAIに対する意識やリテラシーなどの状況や変化を把握し、施策へ反映させるのが狙い。昨年11月から今年1月にインターネット、郵送、対面の3方式で実施し、1万82人から回答を得た。

 

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