理容業・美容業の倒産急増 過去最多に

参入障壁が低い理容業界・美容業界の競争は激化しており、淘汰が続いている。東京商工リサーチによると、国内の2019年の理容業・美容業の倒産は過去最多となる119件に達した。理容業よりも美容業の倒産件数が大幅に増加。同社は今後も倒産は増加の可能性が高いと分析している。

低価格で提供するチェーン店の広がり、フリーランスで活動する理美容師の台頭の他、特に小規模理美容業者に見られる経営思考の偏り(「マーケティング活動」より「技術力強化」)にも課題があると業界内では指摘されている。人口減少が続き、さらに市場が成熟しきった今、理美容業者の「マーケティング思考」強化の姿勢が求められる。

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