自殺者数が1年で最も増える3月 自殺対策強化月間スタート

年間の自殺者数は近年減少傾向にあるが、月別にみると「3月は自殺者が最も多くなる」という事実は変わっていない。自殺統計によると、昨年最も自殺者数が多かったのはやはり3月、その次に多かったのは5月だった。

画像:厚生労働省自殺対策推進室

自殺の理由は毎年「健康問題」が最多

平成27年中の自殺の原因・動機別でみると順位は以下。

  • 1位 健康問題(12,145人)
  • 2位 経済・生活問題(4,082人)
  • 3位 家庭問題(3,641)

健康問題を理由に自殺する人が圧倒的に多いことがわかる。厚生労働省で公表している平成16年の統計までさかのぼってみても、自殺動機のトップは常に健康問題で、続く2位と圧倒的な開きがある。自殺者の総数は、2003年の過去最多34,427人をピークに2010年以降減少に転じてはいるが、健康問題による自殺者が多いという課題は残されたままだ。

超高齢者社会に突入し必然的に健康問題を抱える人が多くなることや、自殺者数が他年代と比較して多い40~60代が今の団塊世代に次ぐ人口ボリューム層であることを考えると、自殺動機のトップが健康問題、という状況は今後も続いていくと考えられる。

自殺対策強化月間スタート 3/1~3/31

政府は「誰も自殺に追い込まれることのない社会」の実現に向け3月を「自殺対策強化月間」としている。国や民間団体が中心となって自殺対策事業に取り組む。

 

編集部おすすめ記事
自殺原因トップは「健康問題」、ヘルスケア各企業が把握すべき事実
【動画】世界自殺予防デーを前に公開、LGBTQの自殺率は4倍
うつ病患者、世界で推計3億人 10年で18%増加
うつ傾向がある人が感じる精神的不調と身体的不調とは?

新着ニュース