ヘルスケア関連ロボット2種、「第8回ロボット大賞」受賞 

今月12日、経済産業省と一般社団法人日本機械工業連合会が、総務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、国土交通省と共催し、第8回ロボット大賞の受賞ロボットを決定した。ロボット大賞はロボット技術の発展やロボット活用を促すため、特に優れたロボットなどを表彰するもので、今回で8回目となる。受賞したロボットのうち2つはヘルスケア関連だった。

厚生労働大臣賞を受賞したウェルウォーク WW-1000(トヨタ自動車株式会社/藤田医科大学)は、脳卒中などによる下肢麻痺者を対象とするリハビリテーション支援ロボット。患者の能力に合わせた練習難易度の調整機能(膝伸展アシスト、振り出しアシ ストなど)や、患者自身に今の状態をフィードバックする機能(全身映像、膝折れ音、荷重成功音など)を備えるなど、運動学習理論に基づいたさまざまな機能を一つのロボットシステムに統合している。

優秀賞(サービス分野)を受賞したパワードウェア ATOUN MODEL Y(株式会社ATOUN)は、荷物の持ち上げ・持ち下げの際に作業者の腰にかかる負担を軽減する、着るロボット。重い物を持ち上げるときにはアシスト機能、高い位置から持ち下げるときにはブレーキ機能がそれぞれ自動的に適用されるほか、長時間着用しても快適さが維持できるよう、重量と通気性に配慮したデザインになっている。

 

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