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ダイキン×東急、新たな暑熱対策を実証 快適さと省エネの両立を確認 真夏の外出促進にも

ダイキン工業、東急、東急レクリエーション、東急不動産の4社は2月、東京・渋谷で昨夏実施した「まちなかにおける屋外クールダウンプロジェクト」の実証結果を公表した。屋外エアコンとミストを組み合わせた「クールスポット」の設置により、熱中症の危険度を示す暑さ指数(WBGT)が大幅に改善。周辺ビルの緑化や空調の運用見直しで、冷房による電力増加分を上回る省エネ効果も確認され、快適さと環境負荷の低減を両立できることが示された。

同プロジェクトは国土交通省の2025年度脱炭素・クールダウン都市開発推進事業の一環。4社は25年7~9月、渋谷区内の北谷公園や複合商業施設「Shibuya Sakura Stage」など計5カ所にダイキン製の屋外エアコン「アウタータワー」やミストなどを組み合わせた「クールスポット」を設置した。

ダイキン・東急・東急レクリエーション・東急不動産が屋外空間の涼しさと省エネを同時実現、新たな暑熱対策の検証

【出典】東急不動産

 

北谷公園では設置前に約8割を占めていた暑さ指数の「厳重警戒」以上の時間帯が、設置後には約4%にまで低減。同公園の屋外エアコン周辺の滞在者は最大2.2倍に増え、周辺キッチンカーの平均販売個数も5%伸びた。各クールスポットの来訪者を対象に実施したアンケートでは94%が「涼しい」、71%が「クールスポットが複数あれば外出したい」と回答した。

ダイキン・東急・東急レクリエーション・東急不動産が屋外空間の涼しさと省エネを同時実現、新たな暑熱対策の検証

【出典】東急不動産

 

一方、省エネの面では、ビル屋上の室外機周辺に芋やゴーヤを使った緑化を施し、最大5度程度の周辺温度の低下を確認。空調の運用改善システムを導入した渋谷区内のビルでは消費電力が約7%削減された。

総合的な成果として、クールスポットの設置による電力増加量(約1万1800キロワット時)に対し、省エネ施策による削減量(約2万5千キロワット時)が大きく上回った。エリア全体でみれば、環境負荷を増やさずに屋外の快適性を向上させることが実証された形だ。4社は今後、街の特性に応じた最適なクールスポットの構築や、建物への運用改善の提案を通じ、都市全体の快適性向上と省エネの取り組みを進めるとしている。

 

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