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男性の妊娠・出産の知識向上を、「メンズプレコン検定」サイトを公開 こども家庭庁

国が男性の性・健康教育に本腰を入れ始めた。こども家庭庁は今月6日、「プレコンセプションケア(プレコン)」の普及を目的とした男性向けのオンライン検定「メンズプレコン検定」を公開した。少子化が深刻化する中、妊娠・出産をめぐる男性の役割への関心が高まっており、知識の底上げが急がれている。

「メンズプレコン検定」サイトの公開について

【出典】こども家庭庁(検定サイトの画面)

 

プレコンとは「妊娠前ケア」を意味する言葉。妊娠・出産を含む将来の人生設計を見据え、性や健康に関する正しい知識を持ち、生活習慣を整えようという考え方だ。男性の喫煙や生活習慣も妊娠・出産に無関係ではないことが知られており、従来「女性のもの」と見られがちだった妊娠前の健康管理を、男女共通の課題として捉え直す動きが広がっている。

 

 

同庁は2025年5月、「プレコンセプションケア推進5か年計画」を策定。ウェブサイトの整備やSNSによる発信を進めてきたが、情報は女性向けが中心で、男性向けコンテンツの拡充が課題となっていた。

検定は戦国武将の旗印「風林火山」をモチーフに4ブロックで構成。「風(男性の健康)」「林(女性の健康)」「火(健康全般)」「山(妊娠)」のテーマごとに10問のクイズに挑戦し、8割以上正解するとブロック合格証が発行される。出題内容は国立成育医療研究センターが監修した。

全ブロックに合格すれば「制覇証」、さらに全問正解で「完全制覇証」が取得できる。ゲーム感覚で繰り返し挑戦できる仕組みで、合格証をSNSに投稿・共有することでプレコンの輪を広げる設計にもなっている。名称は「メンズ」だが、性別を問わず誰でも利用できる。

プレコンという概念の社会への浸透はまだこれからだが、検定は簡単な基本情報を登録するだけで、何度でも挑戦できる。同検定は、男性が性や健康を「自分ごと」として考える入り口の一つになりそうだ。

 

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