プレコンセプションケアの実態を調査、男女3,000人に調査(20〜40代)
生理管理アプリ「ルナルナ」を運営するエムティーアイは今月17日、女性のカラダとココロの理解浸透を目指すプロジェクト「FEMCATION(フェムケーション)」の一環として、「FEMCATION白書 第4弾」を公開した。20〜40代の男女各約1,500人を対象に、プレコンセプションケアの実態を調査した結果をまとめたもの。プレコンセプションケアを浸透させる上での課題などを明らかにした。
調査では、「健康に気を付けている」と回答した人は全体の約7割にのぼった一方、将来の妊娠を見据えた健康づくりに取り組んでいる人は1割程度にとどまった。プレコンセプションケアの基盤となる食事や睡眠、運動といった日常的な取り組みは多くの人が実施できている中、妊娠に関する知識や行動の必要性は十分に浸透していない現状が浮き彫りとなった。
調査では、健康管理が続かない理由、将来の子どもの希望有無、妊活・妊娠の不安、企業や自治体による妊娠・子育て支援制度の認知についても聞いた。調査結果を踏まえ同社は「プレコンセプションケアに関わる行動の定着には課題がある」と指摘。「個人の努力だけではなく、身近な人・企業・自治体が連携し、行動を支える仕組みと環境の整備が不可欠である」とコメントしている。
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