高まる女性のアイケアニーズ 店舗サービス事例5

スマホやパソコンの使いすぎによる目の疲れ、スマホ老眼、目の乾燥、肩こりなどの不調を感じる人が増加し、アイケアのニーズは年々高まっている。手軽に自宅やオフィスでケアできるグッズやサプリメントの充実が進む中、クリニックやサロンでケアできるサービスも増えている。

目に関する悩みトップは「疲れ目」「かすみ目」

目に関する意識・実態調査では、目の悩みがある人のうち7割が「目の疲れ」、4割が「目のかすみ」を気にしていることがわかった(トレンド総研調べ)。パソコンやスマホが手放せない今の時代、アイケアを日常のケアに取り入れる人は今後増えていきそうだ。

充実するアイケアサービス

サロンやクリニックでは、それぞれの視点から眼疲労や眼精疲労など眼のトラブルに特化したメニューを取り入れている。

1.眼精疲労治療施設「吉祥寺盛岡眼科」

眼精疲労の治療に力を入れている東京・吉祥寺の眼科。「目を温めると身体が自然によみがえる!(サンクチュアリ出版) 」の著者が院長を務める。首・肩パック、洗眼、目の温冷シップ、マッサージ、ツボ押し、低周波治療を組み合わせ、20~30分で850円(保険併用)。治療の一連の流れは、まるでスパメニューのようだ。眼科医ならではの説得力ある内容。

<参考>
吉祥寺盛岡眼科HP

2.疲れ目と体のリセットサロン「目の美容院」

「疲れ目」と「疲れ目による全身の不調解消」に特化したサロンで、現在全国に26店舗を展開。中医学のツボ・経路を元にしたアイソロジストという独自のツボ療法、磁気美容器具、高濃度酸素吸入を組み合わせ、目、肩こり、頭痛なども改善する。目元関連のサロンでは、近年はまつ毛エクステが急激に増えていたが、アイケアニーズの高まりから、今後は「アイケア」を取り入れるまつ毛エクステサロンや美容室、アイケアに特化した女性向けサロンが増えていくかもしれない

<参考>
目の美容院HP

3.整体/カイロプラクティック「十全治療院」

体の歪みを矯正することで眼精疲労を改善する東京・表参道の整体院。当院では、頭蓋骨の中央に位置する蝶形骨の歪みや目を動かしている6つの筋肉の衰えが疲れ目や眼精疲労を引き起こすとし、歪みを矯正するメニューを提供している。骨盤・背骨の歪みが、ボディラインの崩れや様々な不調を引き起こす、という考えはすでに女性の間で一般的に認知されているので、「歪みから疲れ目や眼精疲労を改善する」というメソッドに共感して訪れる女性は多そうだ。

<参考>
十全治療院HP

4.女性に嬉しいメニューが揃う「ベアハグ」

国内外に展開しているベアハグは、リラクゼーション、整体、整骨、鍼灸、アロマ、マッサージ、ネイルを提供する。男女ともに通えるサロンだが、腸もみケア、骨盤調整、フェイスケアなど女性に嬉しいメニューが揃う。その中に並ぶのが、10分1000円のアイケアとヘッドケア。眼精疲労や頭痛を解消するメニューだ。整体やアロマトリートメントといったメインメニューに加えて、オプションで短時間メニューを加えられる手軽さも嬉しい。

<参考>
ベアハグHP

5.鍼灸で改善、今注目の美容鍼も受けられる「カリスタ」

眼精疲労改善のサービスを提供している鍼灸院は多いが、カリスタの特徴は、女性が院長で、冷えやむくみ、婦人科疾患、更年期障害といった女性独特の悩みに応える「女性視点ならでは」のメニューが揃っていることだ。

シミ・シワ・たるみや、脳の活性化、血流の促進など、「鍼は美容に良い!」と、今女性から注目されるようになっている美容鍼。これまでの鍼灸院は美容のイメージが薄く、エステサロンのように女性にとって身近な存在とは言えなかったが、この流れをきっかけに女性集客に力を入れる鍼灸院が増え「目元の美容と健康をケアするために鍼灸院に通う」というスタイルが女性の間で広まるかもしれない。

<参考>
カリスタHP

 

 

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