デリケートゾーンのお手入れニーズ上昇 市場はこれから
最近、女性たちの間で密かに注目されているのが「デリケートゾーンのお手入れ」。日常のケアとして意識がある欧米と比べると日本人はデリケートゾーンの話題に抵抗を感じやすく、情報収集や専用商品との出会いが少ない。しかし最近は取り上げるメディアも増え、正しいデイリーケアやケア商品が女性たちの目に止まるようになってきた。
人気美容雑誌美的(小学館)とマキア(集英社)では11月号でデリケートゾーン専用商品やデイリーケアの方法を掲載。ニオイ、かゆみ、ムレ、乾燥による黒ずみ、乾燥など、女性たちが感じるデリケートゾーンの悩みに関する対策方法とともに、膣内のpH値を考慮した液体石けんや、デリケートゾーン専用の乾燥対策保湿ジェルなどの商品を紹介している。
コスメキッチン(マッシュビューティーラボ)からは、オーガニック成分95%以上のミルククリーム「フェミニンマッサージミルク」が発売されている。
デリケートゾーンのニオイ対策としてすでに知名度を獲得しているのは、香り付きナプキン。月経時のニオイにストレスを感じる女性たちに支持され、「生理の時のストレスがなくなった」「トイレに行ってナプキンを交換する時に香りが広がって癒される」「ナプキンを入れているポーチも良い香りがする」など好評価だ。
しかし月経時以外のデリケートゾーン対策商品については、女性たちに日常的に使われている物は意外と見当たらない。webなどでは「デリケートゾーン」「フェミニンゾーン」と検索すると専用商品を販売するメーカーや通販サイトを見つけられるが、ドラッグストアやスーパーなどの実店舗では目立たない場所にひっそりと置かれていることが多い。
月経時だけではなく普段からデリケートゾーンのニオイ、ムレ、乾燥、黒ずみなどに悩む女性は実は多い。今はちょっと影を潜めている感があるが、デリケートゾーン市場の活性化はこれからだ。
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