広がる介護美容 シニア女性のQOL向上に

介護にスキンケアやメイクアップを取り入れることで、介護や医療ではカバーしきれない領域をサポートする介護美容。介護美容の専門家が介護施設や自宅を訪れ、美容ケアを施すことで認知機能低下予防、免疫機能上昇、不眠・抑うつ症状緩和、笑顔や言葉数が増えるなどの健康効果を期待できるという。

ナリス化粧品(大阪市)が2014年に設立した(一社)日本介護美容セラピスト協会は、スキンケアやメーキャップなどを通して肌に触れることで、心や身体の健康を促す美容療法「ビューティタッチセラピー」認定講座を提供する。

「触れるケア」は、最近では、認知症緩和ケアや癌患者の術後ケア、脳卒中・糖尿病、未熟児医療、障害児医療、ストレスケアなど、多岐にわたって活用されています。ビューティタッチセラピーには、このような「触れるケア」はもとより、メンタルケアの魔法といわれる「化粧(メーキャップ)」なども含まれます。(引用:一般社団法人日本介護美容セラピスト協会)

化粧療法のノウハウを長年蓄積している資生堂(東京・港)は「資生堂化粧セラピスト資格制度」を提供。介護の現場では美容は後回しにされやすいが、シニア女性にとって“美容ゴト”は健康やQOL向上につながる。そのパワーは大きい。介護美容を施される側だけでなく、施す側も笑顔で楽しそうなのが印象的(動画)。

 

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