家庭の「食費は抑えたいが栄養は妥協したくない」ニーズ急増で、給食のコスパ栄養術が人気
食材の価格高騰が続く中、家庭の食卓に給食の知恵を取り入れる動きが広がっている。レシピサービスのクックパッド(東京・目黒)の調査によると、給食関連レシピの検索数が2024年比で1.4倍に増加し、過去10年で最高となったという。
背景にあるのは、家計を直撃している物価高。成長期の子どもを持つ家庭で、「食費は抑えたいけど栄養は妥協できない」という切実な課題が生まれたことで、限られた予算で栄養を確保する学校給食の知恵に注目が集まり始めた。「今日の給食がおいしかった」と言う子どもの声も、給食レシピが人気を集める理由だ。保育園に子どもを通わせている保護者の間では、「園では食べるのに家庭では食べない」といった悩みがあり、同サイト内では「給食 保育園」が検索されるケースも多いという。
給食の現場では、限られた予算の中で栄養を確保する必要があるため、さまざまな工夫が重ねられている。科学的に計算された栄養設計、安価な食材を活用した調理法、大量調理を前提にした効率的なレシピは家庭でも簡単に再現できる上に、子どもも「おいしい」と評価済み。コスパと栄養と満足感を満たしていることから、給食メニューが家庭での献立を支えているようだ。以下は、ユーザーがクックパッド内に保存した給食レシピのランキング。今年最も検索されている給食レシピは、「パンサンスー 中華風春雨サラダ」。
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