エコノミークラス症候群の症状・予防法・対策グッズ商品(2/3)
国・学会・企業による、エコノミー症候群の予防方法
エコノミークラス症候群の予防方法(厚労省)
厚生労働省はエコノミークラス症候群の予防法として以下の対策方法を提示している。
- ときどき、軽い体操やストレッチ運動を行う
- 十分にこまめに水分を取る
- アルコールを控える。できれば禁煙する
- ゆったりとした服装をし、ベルトをきつく締めない
- かかとの上げ下ろし運動をしたりふくらはぎを軽くもんだりする
- 眠るときは足をあげる
(参考:厚生労働省「エコノミークラス症候群の予防のために」)
予防のための足の運動はこちら。
避難所での予防方法(日本呼吸器学会)
日本呼吸器学会では一般的な予防方法の他に、避難所生活での注意点も紹介している。
- 【一般的な予防】
①下肢の運動…かかとの上げ下ろし運動やマッサージなど軽い体操やストレッチ運動
②水分補給…1日500mlのペットボトル2本が目安
③生活習慣の見直し…標準体重の維持や野菜や食物繊維の積極的な摂取、禁煙など - 【避難所生活での予防】
①睡眠の改善…夜間の消灯、6時間以上の睡眠
②運動の維持…1日20分以上のウォーキングなど
③良質な食事…食塩制限、カリウム類の積極的な摂取
④体重の維持…震災前の体重と±2kgを維持する
⑤感染症予防…マスクの着用、うがい手洗いの徹底
⑥血栓予防…十分な水分の摂取
⑦薬の継続…降圧薬、循環器疾患の薬の継続
⑧血圧管理…定期的な血圧測定
(参考:日本呼吸器学会「エコノミークラス症候群(肺血栓塞栓症)に関するQ&A」)
予防体操・マッサージ方法を動画で紹介(日本赤十字熊本健康管理センター)
日本赤十字社熊本健康管理センターは、熊本地震の後にエコノミークラス症候群予防のための動画を作成した。動画では病気の内容と原因を伝えるとともに、予防法として「足の運動」「水分補給」「弾性ストッキングの使用」を呼びかけている。さらにそれぞれのより分かりやすい動画も作成しており、弾性ストッキングの活用や履き方、予防体操やマッサージ方法も個別で確認できる。
「インフライト体操」を動画で紹介(JAL)
JALはエコノミークラス症候群の注意を呼びかけ、予防対策方法と合わせて、機内でできる体操「インフライト体操」を動画で公開。インフライト体操は呼吸方法の紹介や足先や膝を中心に座ったままできる体操で、最後には運動後のマッサージ方法を解説している。
世界血栓症デーに合わせ啓発イベント開催(バイエル薬品)
バイエル薬品は世界血栓デーの10月13日にイベントを開催。ここでは2014年と2018年を例にイベント内容をご紹介。
- 【2014年 エコノミークラス症候群啓発イベント】
羽田空港内で血栓症アンバサダーとANA キャビンアテンダントによるミニトークショーを開催し、血栓症予防エクササイズの紹介を行った。また静脈血栓塞栓症について分かりやすく解説した小冊子も配布し、認知度の向上を目指した。 - 【2018年 血栓症予防の呼びかけ】
東京スカイツリータウンにて1日限定の血栓症予防の啓発イベントを行った。当イベントでは「運動」と「水分補給」にフォーカスし、それぞれの効果や大切さについて有名タレントをゲストに招いてトークセッションで解説した。