高齢者社会の定義から考える、日本と世界の高齢化事情と問題・対策(1/3)

日本は、急激に高齢化率が上昇し、たちまち「高齢化社会」から「高齢社会」を迎え、2007年ついには「超高齢社会」に突入した。高齢者社会に生きる現代で、各方面で発生する問題と実施される対策について改めて確認しておきたい。

高齢者社会、3つの定義 〜高齢化社会・高齢社会・超高齢社会〜

高齢者社会には「高齢化率」にもとづいた3つの定義がある。世界的にも異例のスピードで高齢化率が上昇する日本は、いずれの定義にも早々と到達している。

定義の指標は「高齢化率」

高齢化率とは65歳以上の人口が総人口に占める割合のこと。「高齢化社会」「高齢社会」「超高齢社会」の定義は、高齢化率によって分類される。日本で高齢化現象が始まった1935年以来、高齢化率は継続的に上昇を続けており、今後も増加していくことが予想されている。

高齢化社会(1970年〜)

高齢化社会とは、高齢化率が7%を超えた社会のこと。日本は1970年に高齢化率が7%を超え、高齢化社会に突入した。「高齢化社会」の由来は、1956年の国連の報告書で、当時の欧米先進国の水準を基準として7%以上を「高齢化した(aged)」人口と仮称したことに由来するといわれているが、必ずしも定かではない。

高齢社会(1994年〜)

高齢社会とは、高齢化率が14%を超えた社会のこと。日本は1994年に高齢化率が14%を超え、高齢社会に突入した。

「高齢社会」については、高齢化率が7%からその2倍の14%に到達するまでの期間(倍化年数)が、高齢化の進展のスピードを示す指標として国際比較などでよく使われていることから、高齢化率14%を一つの基準として、これを超えたものを「高齢社会」と呼んでいるものと考えられる。引用:内閣府「平成16年版 高齢社会白書」

超高齢社会 (2007年〜)

超高齢社会とは、高齢化率が21%を超えた社会のこと。日本は2007年に高齢化率が21%を超え、超高齢社会に突入した。

今後も上昇を続ける高齢化率

総人口は減少しているものの、65歳以上の高齢者が増加することで高齢化率は上昇を続けている。2065年には、日本の高齢化率が38.4%となる推計結果も。人口減少率は徐々に大きくなっており、高齢化率の上昇を加速させている現状にある。

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