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コロナ禍で高まる”母への想い” 今年の母の日は1ヵ月間

新型コロナで外出自粛・移動自粛が続く中、「今年の母の日は母に会いに行けない」「コロナで疲れている母を元気づけたい」という母への想いを強くする声が、4月末からSNSに溢れている。今年はいつもの母の日とは少し異なり、母への想いが高まっているようだ。

いつも元気で明るいイメージの女優の岡江久美子さん(享年63)が4月に亡くなったニュースは、志村けんさん(享年70)の時と同様に多くの人々に衝撃を与えた。岡江さんの娘である大和田美帆さんの母への想いを綴ったブログ「2020/04/26」は多くの人に読まれた(11,593いいね、762件のコメント:2020年5月9日時点)。

いまは
何をしていても
何を見ても母を想います。

料理をしながら

先月、母が

「じゃがいもより長芋の方が免疫力がアップするらしいから作ってみた!美味しかったよ!今度作って持ってくね!」

とポテトサラダの写真を送ってくれたことを思い出し、料理の手が止まってしまったり

我が家のキッチンにある
母が自分の分から袋いっぱいに詰めて
分けてくれた黒ニンニクを見て

この時も、「免疫力あがるから!体にいいから!持って行きなさい!」って言ってたなぁと思い出し涙が止まらなくなります。

こうやって思い出してみると
ちゃんと気にしてたのになぁ、免疫力。。

黒ニンニクは
なくなってしまうのがイヤで
どうしても食べられません。

いつも身体にいいものを調べて
試してみて、良かったら勧めてくれる
健康志向な母でした。
引用:大和田美帆オフィシャルブログ

 

岡江さんが娘に見せていた元気と優しさに満ちたその姿は、まさに多くの人がイメージする”お母さん像”。母の日を間近に控えた突然の訃報ということもあり、このブログを読み、母への想いや感謝の気持ちを改めて強く抱いた人は多かったのではないだろうか。

コロナ禍で迎える今年の母の日。花き業界の9団体で構成される日本花き振興協議会(東京・千代田)は、今年の「母の日」を5月の1ヶ月間(5月1日~31日)とする「母の月」を呼びかけた。

母の日シーズンは生花店が三密になることに加え、このコロナ禍では、一斉に注文が入っても物流状況を読めない。同協議会は「母の月キャンペーン」により注文・配達を分散させるとともに、この数ヶ月間の花き業界の販売不振から立ち上がろうと販売促進を狙う。

キャンペーンサイトでは、コロナ禍でお母さんに直接会って気持ちを伝えるのが難しい中でもできることとして、花で言葉を届けることを提案(#花で言葉を届けよう)。母の日にぴったりの花言葉を厳選し、サイト内にダウンロード可能(無料)のメッセージカードを用意した。

ちなみに。同サイトの世界観は、カラフルな植物に囲まれている花き業界ならでは。花選びも花言葉選びもワクワクさせるようなデザインは参考になるので、ぜひチェックを。

母の月

 

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