【男女の違いvol.40】新型コロナ、死者は男性が多い
「ヘルスリテラシーは一般的に男性よりも女性の方が高い」「男性よりも女性の方が長生きする」「自殺者は男性の方が多い」などはすでに広く知られている事実。どうやら新型コロナウイルスによる死亡者数についても、男性の方が多いことがすでに世界各国で明らかになってきているようだ。
米ニュースチャンネルのCNNが3月20日時点で新型コロナの症例数が多い20か国の統計を独自に分析したところ、男性の死亡率は女性に比べて50％高いことがわかったという。これは子どもを産む役割を持っている女性の方がウイルス感染に対する免疫反応が強いことや、喫煙習慣の有無、アルコール摂取量の違いが関係しているのではと、同メディアは見解を示している。（CNN「新型コロナウイルスの死者、男性の方が女性より多い理由とは」）。
男性の死亡率が女性よりも高くなっている理由はさまざまなファクターを考慮すべきではあるが、危機意識の差や、もともとの健康レベルの男女差も影響していると考えられる。日本国内の話になるが実際に40～74歳の特定健診の男女別の結果を見てみると、例えば「血圧リスク保有者割合」「血糖リスク保有者割合」「肝機能リスク保有者割合」「20歳時点の体重が10kg以上増加した者の割合」など多数の項目で男性の割合が高くなっている（健康保険組合連合会「都道府県別データ集」）。
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今回の新型コロナに関しても、夫婦間の“コロナリテラシー”の差が浮き彫りとなっており、ネット上の声を観察していると、危機意識の差などが原因で、妻・彼女が夫・彼氏に対しストレスを感じていることがわかる。
「新型コロナに対する夫や彼氏の楽観的な姿勢」に対して妻や彼女側の怒りが爆発しているのだ。「飲み会は危険だから行かないでと言っても、『大丈夫でしょ！』と、飲み会に行ってしまう」「子供を連れて外出しないでほしいのに、結局、連れ出した」などなど。実際に“コロナ離婚”というワードも生まれ始めている。
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新型コロナ感染による死亡率は男性が圧倒的に高いことがすでに明らかになり始めている。もしいまだに「感染したら感染したで仕方ない」「コロナ疲れを晴らしたいからたまにはスナックで一杯ひっかけてくるか」「仕事獲得のためなら会食も大事だ」なんていう楽観的な考え方を持っている男性がいるとしたら、今すぐ「徹底した予防意識」を取り入れるべきだろう。
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