寝苦しい夏 睡眠時間は何分減少する?夏の疲労ケアは「良質の睡眠」
ドコモ・ヘルスケアによる調査で、夏は冬に比べて睡眠時間が30分減少し、中途覚醒時間については2分長くなることがわかった。
調査対象者は、同社が販売するウェアラブル活動量計「ムーヴバンド3」利用者の男女2万6千人。約1年間の睡眠データから、平均睡眠時間と平均中途覚醒時間を男女別に調査した。男女ともに1年間で睡眠時間が最も短くなるのは7月末で、冬と比較して約30分短くなることがわかった。さらに、中途覚醒の時間は平均2分長くなったとのこと。夏の「睡眠の質の低下」がうかがえる。
調査結果を踏まえ、医学博士で東京睡眠医学センター長の遠藤拓郎先生は、夏の寝苦しい時期の対策として次のように述べている。
良い睡眠のためには布団内の温度を33℃くらいに保つのがベストです。そのためには、室内の温度をだいたい27℃から29℃くらいに設定するのが良いでしょう。この室温を保つために、エアコンをつけたまま寝ても構いません。また、夏場の快眠には、部屋をドライに保つことが欠かせません。(引用:ドコモ・ヘルス・ケア株式会社 ニュースリリース 2017.7.20)
睡眠時間が短くなったり睡眠の質が低下すると、日中の活動に影響が出て、疲労も蓄積していく。特に、アクティブに仕事とプライベートを両立させたい働く女性にとって、「疲労を溜めない」ことは日々の課題であり、大きな関心事だ。夏の疲労ケアという視点で、良質な睡眠の質を提案したい。
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