女性向けホームページ制作・デザインの戦略ヒント11~女性マーケティング視点で考察~

集客につながる・成果につながる女性向けのホームページ制作・デザインではいくつかの抑えておくべきポイントがあります。女性マーケティング支援を行うウーマンズは、ホームページ制作会社ではありませんが、様々な企業様から「ホームページをつくるから(リニューアルするから)、女性マーケティング視点で手伝ってもらえないか?」というご依頼を頂きます。

女性集客につながるホームページには共通項がある

その際、ウーマンズは、制作会社様と弊社クライアント様の間に入って、女性マーケティング視点でホームページディレクションを行います。様々な制作会社様と一緒に様々なホームページを手掛けてきた中で、集客につながる・成果につながるホームページには共通項があることが分かってきました。

もちろん、業種・取り扱い商品サービス・価格帯・ターゲットなどによりホームページ制作で気を付ける点・工夫すべき点は異なりますが、こちらの記事では、女性向けホームページ制作の基本としておさえておくべきポイントを、2017年10月26日(木)開催の「女性を動かすHPとは?興味関心を惹く、今どきHPの戦略・仕掛けを学ぶ」にご参加頂いた皆様からのご質問に回答する形で11個、お伝えいたします。(セミナーでお伝えさせて頂いた内容をもとに解説している項目がありますが、ご参加頂いていない方でもなるべくご理解いただけるような構成にしております)

女性向けホームページ制作のヒント11

女性客の反応をあげるホームページ戦略には様々な解決策があると思いますが、今回ご参加者様から頂きましたご質問には、女性マーケテイング視点を中心に回答させていただきます。一つの解決案としてぜひご参考ください。

  1. 滞在時間を延ばすホームページ、今時の女性が思わずクリックしたくなるしくみは?
  2. 子供向けサービスのため、母親をメインターゲットとしているが、父親もターゲットには含まれている。そのため、少し中途半端になっているのが気になる
  3. 集客できるHP、多くの方に見にきてもらえるようなサイトにするための工夫、秘訣
  4. どういったキーワードに客は惹かれるのか?(美白とか無添加とか?)
  5. ECサイトでのKPI設定
  6. 女性向けとそれ以外のホームページの工夫の違いは何なのか?
  7. 年齢ごとの傾向があれば教えてほしい
  8. 日々移り変わる女性のインサイトを掴むためにすべきこと
  9. アプリの傾向・おさえておくべきポイントは?
  10. SNSとの連携・位置づけの考え方
  11. 女性向けオウンドメディアについて

【1.】 滞在時間を延ばすホームページ、今時の女性が思わずクリックしたくなるしくみ

当日セミナーでお伝えさせて頂いた通り、滞在時間を延ばす・クリックしてもらうためには、ホームページそのもののつくり(バナーを立体的にする、色を目立たせる、導線を工夫するなど)ばかりが注目されがちですが、それらを工夫することに合わせ、「訪問者のニーズにマッチしたコンテンツを掲載すること」 「コンテンツそのものの魅力度」が重要になってきます(この視点が意外と見落とされがちです)。

セミナーでお伝えしたサイト事例9選を参考にしながら、HP制作に入る前段階でまずは「今どきなコンテンツ企画」から行ってみてはいかがでしょうか。その際、ライフコース視点から策定するターゲット女性の「価値観・ニーズ」を反映したコンテンツ企画であることが前提です。

<合わせて読みたい記事>
シュミテクトのUX事例から考える「オフライン上の巻き込み型」でサイト滞在時間を延ばす方法
農林水産省発信のHPが可愛い!女性の興味を引く3つの仕掛け

【2.】 子供向けサービスのため、母親をメインターゲットとしているが、父親もターゲットには含まれている。そのため、少し中途半端になっているのが気になる

女性マーケティングの視点から考えると、母親も父親もターゲットになっている場合は母親をターゲットにしてホームページ制作を進めることをおすすめします。理由は次の通りです。

  • 理由1:多くの家庭では家族ゴトに関連する商品サービスの検索・検討・決定を下すのは女性が中心。女性に絞って訴求する方が反応を得られやすい。
  • 理由2:ターゲットを母親と父親の両方にすると、仰る通り「中途半端」なつくりになってしまうため。
  • 理由3:母親をターゲットに絞ることでホームページのその後の運用(広告出稿やSNSとの連携など)も母親向けに訴求できるため、戦略に一貫性を持たせることができる。つまり成果を出しやすい施策を行える。

<合わせて読みたい記事>
女性マーケティング戦略で「女性客を増やす」ための基本の考え方

【3.】 集客できるHP、多くの方に見にきてもらえるようなサイトにするための工夫、秘訣

集客できているホームページには、セミナー当日にお伝えさせて頂いた「コンセプトブック」のような、「制作を始める前に事前に行っておくべき戦略策定」が明確である、という特徴があります。もちろん集客には、基本的なSEO対策やSNSとの連携、広告出稿などに直接的な効果を期待できますが、それは、そもそも「ターゲット女性の興味を惹く商品・サービス訴求ができていること(例:コンセプトが新しい/差別化が明確/その差別化が魅力的/キャッチフレーズが分かりやすいなど)」が前提です。集客に強いホームページ制作を行うためには次の順番で進めてみてください。

  1. コンセプトブックのような「制作前に行うべき戦略策定」を事前に明確にしておく
  2. 制作会社に依頼する際、1を伝える
  3. ホームページ完成
  4. 集客につながる施策(SNSとの連携、広告出稿など)の実行

 

コンセプトブックの中に掲載すべき内容は、「コンセプト」「1番の強み」「差別化」「ライフコース視点によるターゲット設定」「世界観(ブランディング)」「NGな世界観(ブランディング)」「それらを一言で表現するキャッチフレーズ」などです。ここで最も気を付けたいのは「コンセプト」「1番の強み」「差別化」の策定です。商品・サービスが過剰状態にある今、これら3つが「ありきたりにならないようにしながらも、しっかりニーズに応えている、そして新しさがある」ことがとても重要です。

詳細はセミナー時にお伝えさせて頂いていますので再度資料をご確認ください。「ホームページ制作の前に行うべき戦略策定」は弊社ウーマンズでも行っておりますのでお気軽にご相談くださいませ。

【4.】 どういったキーワードに客は惹かれるのか?(美白とか無添加とか?)

業種・ターゲット・商品特性・ターゲット女性のライフコースにより、「どのようなキーワードに惹かれるのか?」が異なりますので、一概に「●●●」というキーワードが良いです、という回答が難しいのですが、考え方(概念)として次をご参考ください。

無関心化が進み、モノを買わない今の女性消費者には、単純に商品・サービスの特徴を伝えるだけではなく、「いかに感情を動かすか?」の視点で言葉やプロモーションを考えます。欧米諸国と比較すると日本のマーケティングでは感性価値型マーケティング(感情に訴求することで購買意欲を高めるマーケティング方法)が遅れていると言われており、最近になってようやく少しずつ広がりを見せています。そのため最近の動画サイトやTVCMでは、感情に訴求する型(感動・笑い・共感など)が増えています。

感情訴求型のホームページや動画サイト、プロモーション、SNS企画は拡散されることが多く、広く周知させることに貢献します。では、どうすれば女性消費者の心を掴む言葉を考えられるのでしょう?ウーマンズでは次のように戦略を考えます。

  1. 「ターゲット女性がどのライフコースをたどっているか?」を確認
  2. そのライフコースならではの悩み・ニーズ・消費傾向を抽出する
  3. 彼女たちが持つ「悩み・ニーズ・消費傾向」を言語化してホームページに掲載する
    (ライフコースについては簡易的ではありますがセミナー当日にお伝えしておりますので資料を再度ご覧ください)。

 

ご質問者様は「美白・無添加?」と記載されておりますので化粧品関連のビジネスと仮定します。「美白・無添加」というキーワードは商品特性の事実であって、感情に訴求するキーワードではありません。同時に「美白・無添加」というキーワードをホームページ内で多用しても、競合他社も同じく美白・無添加商品を取り扱っているため、女性消費者にとってそれらの言葉は「よく見る・よく聞くキーワードの一つ」であって、「購入のための決定打になる言葉」ではありません。

どのようなキーワードなら女性消費者の心を掴めるのか?を考える際、「ライフコース視点で考える」「事実を伝えるキーワードではなく、感情に訴求するキーワードを考える」「他社との明確な違い(差別化)となるキーワードを考える」この3つを意識してみてください。次の書籍は「キーワード開発」のヒントが満載ですのでおすすめです。

<合わせて読みたい記事>
【推薦図書】ネットで「女性」に売るために理解すべきことを学べる一冊

【5.】 ECサイトでのKPI設定

ECサイトでのKPI設定は、流入数、コンバージョンレート、1回購入あたりの売上などが一般的です。女性視点での仕掛けは様々ですが、ECサイトの場合、「カテゴリの分け方」が大切な要素になります(女性向けホームページ制作のaiwaveより)。

【6.】 女性向けとそれ以外のホームページの工夫の違いは何なのか?

女性マーケティング視点で考えた場合、女性向けホームページとそれ以外の工夫の違いは例えば次のようなものです。

  • 女性向けは、文字や解説よりもビジュアルをメインにしている
  • 理論・スペック・成分など数字が多いコンテンツは、簡易的なグラフや漫画などで分かりやすく伝えている
  • 専門家が好むような難しい言葉はつかわず、分かりやすい言葉をつかっている
  • 理屈で訴えるのではなく、感情に訴えている
  • 年代別ではなく、ライフコース別のターゲット設定がされている
  • 細部までの徹底した配慮が随所にちりばめられている
  • 読ませて理解させるのではなく、感覚的に理解させている
    など

 

働く女性が増えたことや、社会トレンド、風潮の変化、行政の取り組みなどにより、今は男性よりも特に女性の方に大きな価値観の変化が起きています。ターゲット女性の価値観の変化を捉えずに一昔前の価値観に基づいたプロモーションやコンテンツは炎上を招きかねないため、女性向けのホームページを制作する際、企業側はターゲット女性の「今の価値観」を反映するべきでしょう。くれぐれも「女性といえばこうだろう!」というかつての価値観を反映したコンテンツやキーワードは使わないように。

<合わせて読みたい記事>
VoCE炎上「女の市場価値はいくつまで」他、特集記事にも疑問の声多数
同じ子育て動画なのに何が違う?炎上したユニ・チャームと 涙誘うパンパース

また、セミナー当日に女性向けホームページ制作のaiwaveよりお伝えさせて頂いた資料にも女性向けHPで工夫したい点を記載しておりますので、あわせてご確認ください。

【7.】年齢ごとの傾向があれば教えてほしい

ウーマンズでは20代~70代の女性を20クラスターに分類しており、こちらのクラスターをもとに戦略立案を行っています。クラスターごとの消費傾向や価値観、特徴についてはウーマンズラボで随時ご紹介しております。各クラスターの特徴に関して、簡易的な説明にはなりますが次の記事でご紹介しております。クラスター間で消費価値観はどのように異なるのか?という基本概念をご理解頂けます。また、各社様からのご要望が多いため、クラスター一覧資料の発売を現在検討中です。発売日は現在未定ですが、発売が決定いたしましたら告知いたします。ぜひそちらもご利用ください。

<合わせて読みたい記事>
女性マーケティング戦略で「女性客を増やす」ための基本の考え方

【8.】日々移り変わる女性のインサイトを掴むためにすべきこと

ターゲット女性が読む・見る・投稿する媒体などを定点観測し続けることは、ターゲット女性のインサイトを掴む一つの方法です。ただし記事広告・フェイクニュース・ポイント還元を目的とした口コミ投稿やダウンロードがまぎれているため、それが本当にトレンドなのか?インサイトに結びつく情報なのか?は裏取りが必要になります。

他にも、行政が発行する白書一覧は大規模調査が多いため、消費傾向や価値観など全体像を把握するのに大変役立ちます。また、インサイトを掴む・予測するためには、業界全体の動向・人口動態の変化・行政の取り組み・企業動向などの全体俯瞰力が必要になってきます。これらも考慮した上で(=社会情勢の変化を考慮した上で)、ターゲット女性が今何に悩み、何を求め、何を嫌い、何を口コミするのか?将来に備えて何をしようとしているのか?などを予測できるようになります。また、同僚や友達、家族など、周りの女性たちとの日頃の会話からも、女性の本音が垣間見えることが多々あります。

<合わせて読みたい記事>
女性理解に役立つ調査結果・データ各種一覧

ですが、日々移り変わる各クラスターの女性のインサイトを掴むためには、偏向なく多角的に大量の情報を収集・分析・検証する必要があるため、簡単な作業ではありません。当サイトのウーマンズラボでは企業様に代わって様々な情報を収集・分析・検証し、その一部を毎日掲載しておりますのでぜひお役立ていただければと思います。現在は1日5記事前後を掲載していますが、今後は掲載記事数を増やすことで、各社様の「日々移り変わる女性のインサイトを簡単につかめるようにしたい」というご要望にお応えできるようにいたしますのでもう少々お待ちくださいませ。

<合わせて読みたい記事>
【保存版】ヘルスケア女性マーケティングに役立つ!政府公表の資料・データまとめ

【9.】アプリの傾向・おさえておくべきポイントは?

女性の若年層のアプリ使用率は年々急激に増加しています。「何を目的とするのか?」により、「アプリ」「Webサイト」のいずれかのみ用意するのか、あるいは「両方」が良いか、見極める必要があります(aiwaveより)。

女性マーケティング視点から考える、最近の人気アプリの特徴としては、「短時間動画コンテンツが中心」「ゲーミフィケーション要素が強い」「匿名交流型」「直観的に理解・利用できる」「還元型」が挙げられます。

【10.】SNSとの連携・位置づけの考え方

集客、リピーター獲得が必要であればSNSは有効です。ただし、お客様が欲しがる情報を発信し続ける必要があります。SNS活用に成功している企業は、平行してホームページを閲覧してもらえる施策をとっています。SNSはあくまでタイムライン、詳しい内容や正式な情報は〝HPをご覧いただければ分かる〟という形がベストです(aiwaveより)。

また、SNSは単純な情報発信ではなく、商品・サービスの世界観を見せる・伝える役割もあります。そのため「ただ運営する」だけではなく、SNSを運営することによりどのようなブランディングを目指すのか?をしっかり策定する必要があります。企業の人気アカウントでは、各社「色」があります。友達のような話しかけ方で親近感を持たせたり、癒し系キャラクターで小さな笑いと癒しを提供したり、会話のやりとりを楽しむことを提供するなど、人気アカウントは「色」が明確です。

<合わせて読みたい記事>
SNSで話題醸成に成功「ポッキー&プリッツの日」江崎グリコの事例
10~60代女性 11種のSNS利用率
SNSマーケティングの参考に 2017年主要SNSの最新動向

【11.】女性向けオウンドメディアについて

ご質問が曖昧ですので、回答が難しいのですが「女性集客につながる・ブランディングにつながる・他社との差別化につながる」オウンドメディアの運営を行う場合は、まずは以下の書籍をご覧頂くことをおすすめします。集客・売上につながるオウンドメディア運営の基本を理解できます。


商品を売るな コンテンツマーケティングで「見つけてもらう」仕組みをつくる

ウーマンズに頂くご相談の一つに「美容・健康のオウンドメディアを立ち上げるので手伝ってほしい」というものがあります。その際、オウンドメディアのたたき台を拝見するのですが、共通して感じるのは「他社既存メディアとの差別化が全くない=このままの案で立ち上げても誰も見にきてくれないのでは…」ということです。

美容・健康のメディアは飽和状態にあるため特に差別化が難しくなりますが、成果につながるオウンドメディアを運営するためには「テーマ設定(差別化)」が最も大切になってきます。例えば、次のようなテーマに絞ることで、競合との明確な差別化を打ち出しつつ、また消費者のニーズに応えることができます。成果につながりやすいメディア運営ができるのではないでしょうか。

  • 不動産が運営する物件紹介メディア⇒リノベしたオシャレ物件のみを掲載するサイトに絞った情報を掲載する
  • 車販売店が運営するメディア⇒車そのものを紹介するのではなく、ドライブで訪れたい秘境の観光地の紹介に絞った情報を掲載する
  • エイジングケアに関するメディア⇒対象を更年期の女性に絞り、女性ホルモンに特化した情報を掲載する

サイトそのもののユーザビリティの改善・工夫や、サイト内の回遊設計、リピート訪問してもらうための仕掛け、サイトに誘導するための導線設計、文体、使用するイラストの系統など、制作視点からの工夫や戦略ばかりが重視されがちですが、女性マーケティング視点で考えた場合は、オウンドメディアの軸となる「テーマ設定」も同じく重視すべき点と考えます。サイトそのものの工夫に関するご相談やご質問、またオウンドメディア戦略に関するご質問・ご相談aiwaveへお気軽にご連絡ください。

女性向けホームページ制作のご相談

ホームページ制作・リニューアルのご相談はお気軽に「女性向けホームページ制作を行うaiwave」までご相談ください。aiwaveでは制作前段階の企画・戦略立案も行っています。aiwaveさんとは、共同でセミナーを開催したり、またウーマンズのクライアント様のホームページ制作も多数お引きうけ頂いており、ウーマンズが安心してお任せできる制作会社さんの一つです(「ウーマンズラボを見た」で割引あります)。ご相談はこちらから!

 

一緒に読まれている記事