この10年で新たな「老け見え要因」になったシミは?
この10年で「肝斑」が女性の新たな老け見え要因となった。第一三共ヘルスケアによる、20〜50代女性のシミ・美白に関する調査結果(対象:全国の20〜50代女性10,000名)。
「しみ白書2017」から見えてくる女性の美肌意識
同社は調査結果を「しみ白書 2017」としてまとめた。結果概要は次の通り。女性にとってしみがなく美白の肌でいることは、自分に自信や幸せをもたらす重要なファクターと言えることがわかる。
- 20〜50代の女性が10年前の自分と比較して変わったと思うところは「体力」「体型」を上回り「肌」が第1位
- 現在経験している肌トラブルは、1位:しみ(68.7%)、2位:乾燥(60.3%)、3位:くすみ(54.3%)
- 顔のしみの「気になり度」のピークは30〜40代
- 女性たちが考える美肌の条件は「しみがない・美白」であること
- しみを気にしている女性の約8割が自分の肌に自信がないと回答
- 肌に自信を持っている女性の8割が、自分は幸せだと実感
この10年で「肝斑」は女性の新たな老け見え要因に
「しみ白書2017」は、しみ総合ケアブランド「トランシーノ」のブランド誕生10周年を記念して同社がまとめたもの。トランシーノ10周年記念公式サイトの中で紹介され、その他に、「肝斑」がまだ一般的に知られていなかった10年前のトランシーノ誕生時のTVCMの期間限定公開、ブランドヒストリーなども合わせて紹介。ヘア・メイクアップアーティストの藤原美智子さんや美容家の神崎恵さんなど、女性たちに支持されている有名人の「わたしの10年」エピソードも公開している。
今やすっかり定着した「肝斑」だが、確かに10年前は今のように一般的には認知されておらず、美容雑誌などを始めとした女性誌などでも徐々に取り上げられるようになったことで、肝斑が「老化サイン」「老け見え要因」になるという認識が新たに生まれた。同社によると、肝斑が発生しやすいのは30〜40代で、症状が見られるのは50歳代後半までとのことだが、多くの女性が、肌が汚く見えたりファンデーションの厚塗りの要因になる肝斑の出現を「老化サイン」としてネガティブに受け止めている。
女性の肝斑対策のニーズは10年ほど前から年々高まっており、特に顕著になるのは春〜夏の紫外線が強くなる時期で、「肝斑」のweb上での検索数ピークは5月。調査結果からもわかる通り、特に肝斑を気にする世代である30〜40代女性が情報を求めていると考えられる。肝斑に関する情報は、同社が運営する肝斑専門サイト「肝斑information」が参考になる。
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