【女性の不満vol.5】美容室で感じる女性のストレス

【女性の不満シリーズ】
当シリーズでは、日々の生活や買い物の現場で女性たちが感じる、企業に対する「疑問・不満・不思議」について掲載しています。ウーマンズラボ編集部は日々女性たちの声を収集している中で、彼女たちの声が企業になかなか反映されない・届かないということを感じています。そこで、メーカー・流通・メディア・総合商社・広告代理店など多くのビジネスパーソンの方々に、ウーマンズラボを通じて女性たちの声をお届けできるよう、ウーマンズラボ編集部が女性たちの声を収集・再構成・編集しました。多くの企業が「女性の不満」を知り、改善のきっかけにして頂ければ幸いです。

先行イメージ=“思い込み” で接客をすると、客を不快な気持ちにさせてしまうことがある。その代表的な場所が、美容室かもしれない。多くの美容室では、席に着席すると店員が雑誌を数冊用意してくれる。ありがたい気遣いだが、こんな体験で不快になったり気疲れしてしまう女性は多い。

  • 「週刊誌を渡されると、正直むっとする。私、おばさんっぽく見えるのかな」
  • 「全く興味ない雑誌だけど、せっかく持ってきてくれたから断るのもなんだし。読むか…」
  • 「なぜ隣のお客さんは〇〇のオシャレ雑誌なのに、私にはグルメ情報誌なの?…失礼ね」

美容師は好みを聞かずに雑誌を持っていくのではなく、「どのような雑誌をお好みですか?」と一言尋ねれば不必要に客を怒らせることもないのだが、以前から多くの美容室はこのスタイルをとっている。

客は客で、美容師が持ってくる雑誌の種類によって「自分がどう見られているか?=どのような女性と判断されたのか?」わかってしまうので、例えば週刊誌を並べられれば「私っておばさんっぽいの?」と感じてしまうし、グルメ情報誌を並べられれば「私が太ってるから食いしん坊に見えるの?」、40代向け雑誌を並べられれば「私、まだ20代だけど…」とムッとしてしまう女性もいる。

先日、約16,000「いいね」がつき、約10,000リツイートされたTwitter投稿がある。投稿者が通っている美容室が、iPadでdマガジンを利用できるようにし、客が自由にdマガジン内の雑誌を読めるようにしたという内容だ。コメントには「美容師が持ってきてくれた雑誌を気をつかって読む必要がなくなったからイイ!」「自分の読みたい雑誌を自由に選べるのは嬉しい」「美容師側も雑誌選定に気を遣う必要がないから楽」と、美容室のdマガジン導入を評価する声が多く並んだ。店側の一番のメリットは、客を “雑誌選定” で不愉快にさせることがなくなることだろう。

美容室に限らず、くれぐれも“思い込み”接客には気を付けたい。

【編集部おすすめ記事】
【生活者の疑問vol.4】企業の「皆さんとは会話しません」宣言
【生活者の疑問vol.3】百貨店の過剰接客
2018年のヘルスケアトレンド(健康・美容・予防医療)
【保存版】ヘルスケア女性マーケティングに役立つ!政府公表の資料・データまとめ
【保存版】女性向けヘルスケアビジネスの基本と全体像が分かる!まとめ

PAGE TOP
×