「成功or失敗」境界線の定義難しい美容医療 トラブルが起きる問題の本質とは?

世間への認知度が飛躍的に広まり、利用者が急増している美容医療。しかし医療によって自分の望む美を手にする人々が増える一方で、施術の失敗や金銭面でのトラブルも絶えない。「イメージ通りじゃなかった」「いかにも “整形” という不自然な顔になってしまった」「後遺症がある」など、このようなトラブルが起きる要因とは何なのか?どうも、医師の技術レベルとは別に「根本的な要因」があるようだ。(執筆:日本国内の美容医療クリニック情報を取り扱う美容医療専門サイトアリュクスWEB

美容医療のトラブルとは

もっとも数の多いトラブルは金銭の支払いに関するものだが、トラブルの中でも一番深刻といえるのはやはり医療ミスによる「健康被害」のトラブルだろう。「シミ取りレーザーでやけどのような症状になった」「ひどい内出血になった」「腫れがひかない」などといったものが代表的だ。

ほとんどの美容クリニックが術後のアフターフォローを行っており、腫れや赤みがひかなかったり、凸凹ができてしまったなどの医療ミスが起きた場合、クリニックに連絡して対応してもらうことができる。(念のために、術前の契約書をチェックして、アフターフォローについての疑問点は解決しておく方がいいだろう)

だが、美容医療が成功したか失敗したかの分かれめは、結果として、利用者個人がキレイになれたと「満足したかどうか」ということにつきる。美の基準は人それぞれなので、「美しさとは何か」という問いに正解はない。ここが美容医療の、特に美容整形に関するトラブルの難しさだ。

美容整形手術を受けると、健康面では問題なくても、人によって「仕上がりが理想と違う」「失敗ではないのか」「整形がバレバレすぎる」といった印象を受けることもありうる。こうした主観的な不満の場合、再施術をやってもらえたとしても満足に至るケースは残念ながら少ない。医師も再手術を断ることが多いだろう。ここから患者と医師の関係がこじれて裁判になることもあるが、そこまでいくともはや満足できる「美」とはかけ離れた次元だ。

美容医療の利用者側は、医師やクリニック側の不誠実な対応を受けた場合、全国にある消費生活センターに相談することができる。即応でトラブルを解決してくれるわけではないが、ケースバイケースで可能な対応方法をアドバイスしてもらえる。だが、まずはこうした状況に陥らない予防策として、医師やクリニックの選択が非常に重要となる。

トラブルを避けるための医者選び・クリニック選び

まず、大きな手術を受ける際には、全身麻酔が必要になるため、麻酔専門の医師を雇っているクリニックを選ぶこと(麻酔専門医が常勤しているクリニックも稀にあるが、ほとんどは非常勤。これはどちらでも構わない)。コストが上がったとしても、これは命の値段と考えよう。全身麻酔の失敗は本当に命に関わるのでくれぐれも気をつけること。

そして重要かつ難しいのが担当医師の選択だ。美容医療に関するサイトをさまざま見てみると、どのサイトにも「信頼できる医者を見つけよう」と書かれているが、この場合の信頼とはなんだろうか。一般的な医療であれば技術や資格、論文などが医師の技術や知識の信頼性を担保してくれるが、美容医療の場合にはそれ以上に大切な要素がある。それは、医師と利用者の美的センスが一致すること。

肌に関する治療の場合はそこまで厳密ではないが、特に美容整形手術を受けたい場合には美的感性の合致する医師との出会いは必須だ。顔や体の美の定義は、時代によって国によって人によって、さまざまに変化するので、担当医師が「うまくいった」「美人だ」と感じても、利用者の方は不満を抱いているということも往々にしてある。担当の医師が担当した症例写真を必ず見せてもらい、自分の理想とするイメージに近いかよく観察する。その医師にとっての理想の顔を持っている芸能人などを聞いてみるのもいい。そして、自分の希望もしつこいくらいに伝えること。

医師と利用者の間でできる限り共通の「美のゴール」を共有することが、満足するための一番の近道と言えるだろう。

昨年は美容医療のトラブルは減少傾向

2018年4月に国民生活センターが発表した数字によると、2017年に美容医療トラブルに関して寄せられた相談件数は1,722件。2013年以降、連続して2,000件を超えていた相談件数から比べると減少傾向にある。2017年末の美容医療へのクーリングオフ適用や2018年の医療法改正に向けて、業界全体で広告や運営体制に改善が見られた成果といえる。

だが、統計は統計として、トラブルはそれぞれ誰の身にも起こりうることである。特に大きな手術などを受けたい場合は、自分の身を守るためにも、医師やクリニックに関する情報収集は万全をつくすことが大切だ。まずは多くのクリニックを訪問し、カウンセリングだけでも受けるのが良いだろう。

【執筆】株式会社alluxe

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