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孫消費の平均金額、年間18万円へ増加 シニア女性を調査(55〜87歳)

少子化が進む一方で、祖父母による孫消費は活発だ。シニア女性の「ハルメク 生き方上手研究所」が孫のいるシニア女性を対象に、孫消費に関する実態調査を行った。

孫消費の平均金額は増加

調査は今年3月に、孫のいる55~87歳の女性259人に実施。1年間で孫のために使った金額を聞いたところ、「2万円未満」から「10~20万円」と幅広く分散していたが、特徴的だったのは、2023年と比べ平均金額が上昇した点。2025年は「20万円以上」の割合が増加し、平均金額は2023年の143,094円から約3.7万円増え、2025年は179,607円だった。

【シニア女性と孫の関係に関する意識と実態調査2025】

【出典】ハルメクホールディングス

 

お金の使い途トップ3は「現金」「食事」「モノ」

具体的には、どんなことにお金を使ったのか?トップ3は「お小遣いとして現金を渡す(68%)」「食事代(61.4%)」「モノを買い与える(56.8%)」だった。ただし孫の年齢によって異なる傾向が見られ、孫の年代が上がるほど「モノを買い与える」が減少し、代わって「お小遣いとして現金を渡す」「お小遣いとして電子マネーを渡す」などが増加した。「孫の将来のための貯金、投信」「孫の学費や教材費」は、孫が中学生以上の層で高かった。

シニア女性と孫の関係に関する意識と実態調査2025】ハルメクホールディングス

【出典】ハルメクホールディングス

 

結果を踏まえ同研究所所長の梅津順江氏は、2023年と比べ孫との接触頻度は減少傾向にあるものの、孫への支出額が増加している点に注目。「主な出費は『お小遣い』『食事代』『物品』『旅行代・交通費』ですが、『貯金・投資信託』『学費・教材費』『塾や習い事の月謝』など、進学・教育関連の支出にも注目。物価上昇や孫の成長に伴う教育費の増加の影響もあるが、孫の将来を見据えた投資としての側面も読み取れる」とコメントしている。

 

 

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