産後ママの化粧品購入を促すための1つのコツ
出産前と比較して悪化した、ママの肌悩みに関する調査結果。ママはわずか40週を経て産前と比較して様々な点で大きな変化を経験するため、産後にとまどいや悩み、ストレスを抱える人が多い。悩み解決に対するニーズは高いが、ママの化粧品購入を促すためには一つのコツがあるのでご紹介したい。(資生堂調べ「子育てママに聞く、”ココロとお肌のうるおい”に関するアンケート調査」2017)
目次
9割のママが「スキンケアの時間が減った」
産後は子供中心の生活になるため、スキンケアの時間が減ったと回答したママは93.0%。4人に1人がスキンケアの時間はたったの3分未満となっている。多少値段が高くても「時間をお金で買う」という概念が最も高まるのは子育て中のママのため(特に末子が小学4年生までのケース)、時短関連商品・サービスは子育てママには響きやすい。
<参考記事>
・時短コスメブランドが爆発的ヒット!発想もデザインもカワイイ!
出産前と比較して悪化した肌悩み 第1位はシミ
産後はスキンケアの時間が減っていることに加え、産後に肌悩みが悪化したと回答する女性は多い。肌悩みが悪化しているにも関わらず、スキンケアの時間が減っているという状態は多忙ママにとっては大きな悩みの種・ストレスだ。
- 1位 シミ
- 2位 かさつき
- 3位 ハリがない
- 4位 くすみ
- 5位 化粧がのらない
- 6位 小じわ
- 7位 毛穴の目立ち
実際に出産を経験したママは肌の変化について以下のように述べている。
私が初めて妊娠したとき、真っ先に感じたのはお肌の乾燥です。それまでは皮脂でべたつく方が気になっていたのに、どこにいってしまったの?とおもうほど綺麗さっぱり皮脂が出なくなって、今度は辛いカサカサ・ヒリヒリが始まりました。出産後は、乾燥に加えて、お肌の老化をとても感じました。
(引用:冨永雅代の美肌メソッド )
産後ママに特化した肌ケア商品・サービスはニーズが高い!
多くのママが産後に経験することに、体型変化以外に肌トラブルがある。特に悩みとして多いのが肌質の変化、シミが増えた、ハリの減少だ。
さまざまな肌トラブルを自覚するお母さんは多いのですが、「赤ちゃんで手一杯」、「スキンケアするよりちょっとでも寝たい」などの理由できちんと自身の肌トラブルに向き合えないというお母さんが多いのも事実です。産後の疲れ切った状況で有無を言わさずにスタートする育児…四六時中赤ちゃんの世話に追われ、ろくに睡眠もとれない状態が続くのですから無理もありません。
(引用:スキンケア大学「医師監修 産後の肌バリア低下と、スキンケアのポイント」)
ママが自身のために購買行動を起こすのは、気持ちに寄り添う「コト」
産後ならではの女性の体の変化、時間消費の変化、心の変化を考慮した、産後ママに特化した商品・サービスへのニーズは高いが、女性はママになることで消費の優先度が「自分自身」から「家族」へと変化するため、買い物をする時間も、スキンケアの時間も、自分自身の時間も激減する。ママ自身の購買行動が起きづらい時期とも言える。
当記事の答えはこちら。どんなに魅力的な商品・サービスでもママが自分自身のための購買行動を起こすのは「機能性」よりも以下のようなママならではの心に響く「コト」、つまり心に寄り添う何かしらの「コト」であることを理解しておきたい。
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