「自分を高齢者と思っている?」に70%がNO。定義の見直しを

内閣府が行った調査「自分は高齢者だと感じていますか?」で前期高齢者の多くは「高齢者とは思っていない」と回答した。

  • 65~69歳 高齢者と思っていないが71.8%
  • 70~74歳 高齢者と思っていないが47.3%
画像引用元:大和総研

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自分を高齢者と感じていないのは以下に該当するケースが目立ったという。

  • 健康状態が良い
  • 働いている
  • 要介護認定を申請していない
  • 親しい友人・仲間を持っていると感じる
  • 家族の中で役割がある
  • 活動への参加がある

日本老年学会は、2015年6月、「現在の高齢者は10~20年前に比べて5~10歳は若返っていると想定される」という声明を発表し、高齢者の年齢の定義の見直しに関する提言を検討している。自由民主 党の財政再建特命委員会も、「『65歳からは高齢者』なんてもうやめよう。現役世代の定義そのものから変えていく。」という提言を出した。(引用元:大和総研)

65歳の誕生日を迎えて「私はもう世の中では『前期高齢者』なんだって…。まだ元気なのに。その言葉だけで年寄りな気分になっちゃう」と嘆く女性は多い。社会全体が「病気にならない社会を」「シニアはいつまでも元気に!」「シニアは消費が活発で若い!」と盛んに訴えているにも関わらず、65歳を迎えた生活者たちを「前期高齢者」と定義づけるのは明らかに不自然だ。

自身で自覚はなくても、社会全体から「高齢者」と位置づけられただけで気持ちは沈んでしまう。学会や委員会の提言にある通り、言葉の再定義はすべきである。企業はくれぐれも「言葉で年寄の気分にさせないよう」十分な配慮を心がけたい。

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