ビールがアルツハイマー病を予防 キリン世界初の確認
「ビールがアルツハイマー病の進行を予防する」ことを、キリンが東京大学と学習院大学と共同で解明した。世界初。12月1日(木)〜3日(土)に開催された第35回日本認知症学会学術集会で発表した。
これまでの疫学の研究においては、適度な量の酒類の摂取は認知症の進行を予防できると報告されており、特に赤ワインのポリフェノールへの注目度は高かったが、ビールに関しての研究は進んでいなかった。
同社は、ホップ成分の肥満抑制効果、発がん抑制効果、骨密度低下抑制効果を解明したきたが、今回は、認知症予防の研究開発で「ホップ由来のビール苦味成分であるイソα酸にアルツハイマー病の進行を抑制する作用がある」ことを見出した。
適度な酒の摂取は、リラックス効果、体を温める、血圧を下げるなどの効果があるが、それも量次第。認知症予防についても同様。適量を守ることは大前提だが、今回の発表をきっかけに、酒類の健康効果が中高年層の間で大きな注目を集めそうだ。
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