2025年の高齢者市場は101兆円、それでも乗り込まない企業の理由(3/4)

高齢者市場を理解する基礎知識

高齢者の人口割合の推移

65歳以上が人口に占める割合は、年々上昇傾向にある。1950年に4.9%だった高齢化率は2018年には28.1%に急上昇。このまま上昇を続けた場合、2040年には35.3%に達し、約3人に1人が高齢者となる時代がやって来る。

高齢者の男女別人口、都道府県別ランキング(男女別)

2018年の人口推計より、65歳以上の人口を都道府県別にランキング形式で見てみよう。最も多いのは男女ともに東京都、最も少ないのは男女ともに鳥取県。

順位 男性 順位 女性
都道府県 人口
(千人)
都道府県 人口
(千人)
1 東京都 1,380 1 東京都 1,808
2 大阪府 1,048 2 大阪府 1,372
3 神奈川県 1.028 3 神奈川県 1,277
4 埼玉県 875 4 埼玉県 1,059
5 愛知県 837 5 愛知県 1,039
6 千葉県 778 6 北海道 964
7 北海道 692 7 千葉県 944
8 兵庫県 682 8 兵庫県 896
9 福岡県 589 9 福岡県 819
10 静岡県 478 10 静岡県 604
11 茨城県 376 11 広島県 466
12 広島県 352 12 茨城県 457
13 京都府 321 13 京都府 428
14 新潟県 308 14 新潟県 408
15 長野県 285 15 長野県 365
16 宮城県 281 16 宮城県 362
17 岐阜県 261 17 岐阜県 334
18 群馬県 255 18 岡山県 326
19 福島県 253 19 福島県 323
20 岡山県 245 20 群馬県 320
21 栃木県 244 21 熊本県 311
22 三重県 230 22 栃木県 302
23 熊本県 226 23 三重県 297
24 鹿児島県 215 24 鹿児島県 292
25 山口県 195 25 山口県 270
26 愛媛県 185 26 愛媛県 255
27 奈良県 180 27 長崎県 250
28 長崎県 179 28 青森県 243
29 岩手県 170 29 岩手県 234
30 青森県 169 30 奈良県 233
31 滋賀県 162 31 大分県 215
32 大分県 156 32 秋田県 210
33 山形県 154 33 山形県 204
34 秋田県 147 34 滋賀県 201
35 宮崎県 145 35 宮崎県 197
36 富山県 143 36 富山県 193
37 石川県 143 37 石川県 191
38 沖縄県 140 38 和歌山県 177
39 香川県 132 39 沖縄県 173
40 和歌山県 129 40 香川県 171
41 山梨県 109 41 高知県 143
42 徳島県 105 42 佐賀県 142
43 高知県 103 43 山梨県 139
44 佐賀県 102 44 徳島県 139
45 福井県 101 45 福井県 133
46 島根県 98 46 島根県 133
47 鳥取県 74 47 鳥取県 103

参考:総務省統計局「人口推計(2018年10月1日)」

高齢化率、都道府県別ランキング

高齢者数が多くても、総人口が多ければ高齢化率は低くなる。その例として、高齢者人口トップ3の東京・大阪・神奈川における高齢化率を見てみると、それぞれ46位39位44位。

順位 都道府県 総人口
(千人)
65歳以上人口
(千人)
高齢化率
1 秋田県 996 354 35.6
2 高知県 714 244 34.2
3 島根県 685 230 33.6
4 山口県 1,383 462 33.4
5 徳島県 743 241 32.4
6 山形県 1,102 355 32.2
7 和歌山県 945 304 32.2
8 愛媛県 1,364 437 32.1
9 岩手県 1,255 400 31.9
10 青森県 1,278 407 31.8
11 大分県 1,152 367 31.8
12 富山県 1,056 334 31.6
13 新潟県 2,267 709 31.3
14 長崎県 1,354 424 31.3
15 長野県 2,076 647 31.1
16 香川県 967 301 31.1
17 宮崎県 1,089 338 31.1
18 鳥取県 565 175 31
19 鹿児島県 1,626 501 30.8
20 北海道 5,320 1,632 30.7
21 奈良県 1,348 408 30.3
22 福島県 1,882 569 30.2
23 熊本県 1,765 531 30.1
24 福井県 779 232 29.8
25 山梨県 823 245 29.8
26 岡山県 1,907 567 29.7
27 岐阜県 2,008 589 29.3
28 佐賀県 824 240 29.2
29 静岡県 3,675 1,069 29.1
30 三重県 1,800 522 29
31 群馬県 1,960 567 28.9
32 石川県 1,147 331 28.8
33 京都府 2,599 743 28.6
34 広島県 2,829 809 28.6
35 茨城県 2,892 819 28.3
36 兵庫県 5,503 1,558 28.3
37 栃木県 1,957 536 27.4
38 宮城県 2,323 631 27.2
39 大阪府 8,823 2,399 27.2
40 千葉県 6,246 1,692 27.1
41 福岡県 5,107 1,384 27.1
42 埼玉県 7,310 1,900 26
43 滋賀県 1,413 357 25.3
44 神奈川県 9,159 2,274 24.8
45 愛知県 7,525 1,852 24.6
46 東京都 13,724 3,160 23
47 沖縄県 1,443 303 21

参考:内閣府「地域別にみた高齢化」

世帯構造の変化

65歳以上の人がいる世帯別構造も、1980年から2016年にかけて大きく変化している。全世帯のなかで65歳以上がいる世帯が占める割合は、1980年は24.0%。1990年代に入ってから急激に上昇し、2017年は47.2%に。今は、2家族に1家族は65歳以上の人がいる、ということになる。

また、今後は 一人暮らしの65歳以上が顕著に増えていく。1980年は一人暮らしをする65歳以上の人は男女合わせて88万人だったのが、2025年には751万人と、爆発的に増えていく。女性の一人暮らしが男性よりも多いのは、女性の方が長生きをするからだと考えられる(夫との死別を機に、一人暮らしになる)。

【65歳以上の一人暮らしの者】

 1980年  2015年  2025年
女性 69万人
(11.2%)
400万人
(21.1%)
483万人
(23.2%)
 男性 19万人
( 4.3%)
 192万人
(13.3%)
268万人
(16.8%)

※( )内は65歳以上人口に占める一人暮らしの人の割合
参考:令和元年版高齢社会白書(内閣府)「65歳以上の一人暮らしの者の動向」

平均寿命の推移と将来推計

世界一の長寿国である日本の平均寿命は、2018年に男性が81.25歳、女性が87.32歳となって過去最高を記録した。医療技術の発展や、人々が医療にアクセスしやすくなったことなどを背景に、日本の平均寿命は年々伸びている。2065年時点での平均寿命は、男性84.95歳、女性91.35歳となる見込み。

 

高齢者の暮らしや意識

内閣府から毎年発表されている「高齢社会白書」には、高齢者の意識や暮らしぶりを知れるデータが掲載されている。2020年7月時点で最新となる「令和元年版高齢社会白書」は、「高齢化の状況及び高齢社会対策の実施状況」と、「高齢社会対策」の二部構成。前半では、さまざまな調査による統計資料を使った高齢化の現状が報告されている。

高齢社会白書は、高齢社会対策基本法に基づき、平成8年から毎年政府が国会に提出している年次報告書であり、高齢化の状況や政府が講じた高齢社会対策の実施の状況、また、高齢化の状況を考慮して講じようとする施策について明らかにしているものです。引用:内閣府「高齢社会白書」

他、高齢者の意識などを理解できる記事は以下。

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