拡大する世界のモバイルヘルス市場 国内事例と参考情報(2/3)
モバイルヘルス・ソリューションの市場規模
世界のモバイルヘルスの市場規模
「モバイルヘルスソリューションの世界市場予測2015-2022年(MarketsandMarkets,発行年:2017年8月)」によると、世界のモバイルヘルスの市場規模は2017年の211億ドルから2022年に904億ドルに達すると予想されており、平均年成長率33.7%の急成長が見込まれている。モバイルヘルス市場には主に次のようなサービスがある。
- 遠隔モニタリングサービス
- 診断、コンサルサービス
- 治療サービス
- ヘルスケアシステム強化サービス
- フィットネス、ウェルネスサービス
- 予防サービス
(参考:ResearchStation,LLC「モバイルヘルス・ソリューションの世界市場」)
モバイルヘルス・ソリューションの製品・サービス事例
実際にどのようなモバイルヘルス・ソリューションの製品やサービスが登場しているのか。以下で事例を複数ご紹介。
【例1】女性に最も身近なモバイルヘルス「ダイエットアプリ」
- 人工知能がダイエットサポート FiNC(FiNC Technologies)
AIが専属パーソナルトレーナーとしてユーザーのダイエットをサポート。体重、月経、歩数、睡眠、食事をまとめて記録できる - 3分フィットネス(エイチーム)
アニメーションと音声で体の動かし方を解説するアプリ。一つのエクササイズにつき3分のみ、という短さが人気
合わせて読みたい記事
【例2】女性のライフステージに合わせたモバイルヘルス
- ドコモ・ヘルスケア
女性の各ライフステージに合わせたアプリを複数展開
【例3】月経前の女性向けにモバイルヘルス
- Monicia(コニカミノルタ)
毎日の体調記録を行うアプリと、月経周期を予測するための温度計測デバイスをセットにしたセルフモニタリングツール
【例4】夫婦の妊活をサポート 精子の状態をスマホでチェック
- スグケアとオンライン妊活カウンセリング(スピンシェル)
働く夫婦向け。スマホで精子の状態をチェックできる簡易キットや、不妊治療の悩みやストレスを相談できるオンラインカウンセリングを提供 - Seem(リクルートライフスタイル)
スマホでできる、精子セルフチェックSeem(シーム)。専用のスマートフォン顕微鏡レンズが入った「Seemキットを購入して使用する
【例5】高血圧お知らせマークでヘルスケア意識向上
- 手首式血圧計(オムロン)
基準値を超えると知らせてくれる手首血圧計。スマホアプリと連動。電源オフの状態から測定開始までの起動時間が約1.5秒と短く、忙しい朝でもすぐに測定できる