行動変容はゲーミフィケーション?健康無関心層の平均歩数が1.5倍
生活者の行動変容を促し健康行動を継続させることは、ヘルスケア業界の大きな課題の一つだ。ICTを活用した健康増進支援サービス「KenCoM」を提供するDeSCヘルスケア(東京・渋谷区)が2017年4月27日~5月31日に開催した、ウォーキング活動促進の「みんなで歩活」イベントでは、健康無関心層の行動変容を促した事例として参考になりそうだ。
同社は、2016年11月にも同様のイベントを開催しており、健康無関心層の平均歩数は、その後の5カ月間にわたり約1.5倍を維持していることが分かったという。
「みんなで歩活イベント」の概要は次の通り。同社はゲーミフィケーション要素を盛り込むことを得意としており、それらが健康無関心層の行動変容に貢献しているのかもしれない。
- 招待機能
好きなメンバーを招待し、チームを組める - チーム制
チームの平均歩数を競う仕組み - コミュニケーション機能
メンバー間のコミュニケーションにより、脱落者を防げる - ランキング更新
最新ランキングが毎日更新され、ライバルの状況を意識しながら参加できる - 参加方法
KenCoMを採用する健康保険組合の加入者なら誰でも参加可
【編集部おすすめ記事】
■インセンティブで顧客を囲い込む 健康行動で「お得」をゲット
■20~80代 健診・人間ドッグを受けない年代別の理由と行動変容ポイント
■【閲覧注意】これぞ行動変容を促進する 啓発系CM~禁煙編~
■健康問題を自分ゴト化させて、生活者の健康行動を促す2つの施策
■行動変容を促し高い満足度を提供する仕掛けが参考になる!話題の施設