【イベント情報】健康&美容のために何を買って、何を買わない?60代女性のヘルスケアニーズ・消費傾向を探る(1/2)
60代女性消費者5名をお迎えする、公開座談会を開催します。ライフコースの細分化がまだ見られない若年層ほどトレンド・ニーズ・価値観・消費行動が似通っていますが、ライフコースの細分化が進み価値観・資産状況・身体状態・家族状況(例:親の介護中、夫と死別・離婚して現在一人暮らし、子どもと孫の3世帯で暮らしてるetc)などが多様化・複雑化したシニア女性層に対しては「大量生産・大量流通・大量販売」といったマスマーケティングよりも「個々の多様性にきめ細やかに対応した生産・流通・販売」がマーケティングの基本になります。
<女性マーケティングで理解しておきたいライフコースとは?>
女性マーケティング戦略で「女性客を増やす」ための基本の考え方
個の女性の「生活行動」「情報収集のリアル」「定期的に購入するヘルスケア商品・サービス」「購入をやめたヘルスケア商品・サービス」「ヘルスケア企業に対する不満」などに焦点を当てることで、デジタルリサーチやビッグデータではなかなか掴めない消費者インサイトを探ります。
60代女性向けに健康美容事業を展開しているが「成果につながるマーケティング戦略が分からない」「60代女性の心理・価値観・消費行動が掴めない」「60代女性向けにこれから新規開発をするが、どんな商品やサービスを求めているのかが分からない」企業様におすすめです。

<5月17日追記>
60代女性モニターが決定しました。プロフィールはこちらで公開しております。
目次
公開座談会プログラム
<タイトル>
「60代女性、美容・健康のために何を買ってる?何を買わない?60代女性のヘルスケアの実態」
<座談会概要>
ファシリテーター1名+60代女性モニター5名が登場。女性モニター5名が以下の内容についてディスカッションします。その様子をご参加者皆様がリスニングする形式です。
<参加対象>
次のような企業様におすすめです。
- 60代女性向けのヘルスケア商品・サービスの企画・開発・宣伝・販売のご担当者様
- 上記企業様をクライアントに抱えるB to B企業のご担当者様
- 60代女性の価値観や生活行動を知り、新しい気づきや発想を得たい方
など
<プログラム内容>
【1】ミニ講座(ウーマンズ担当)…30分
「60代女性のヘルスケア消費傾向とマーケティング戦略立案のヒント」
自身や家族の健康管理意識が高い60代女性はヘルスケア消費が活発で、多少値段が高くても、一度気に入ってくれれば長く継続利用してくれる特徴があります。しかし同時に、消費経験が豊富な彼女たちの商品・サービスに対する“チェック”は非常にシビアで、若年世代のように、「流行ってるからとりあえず買ってみた!」「新商品をいち早く使ってみたい!」「SNSで話題になってて興味を持った!」という飛びつき消費やお試し消費はなかなか起きません。また、デジタル世代である若年世代と比べると、情報接触量が圧倒的に少ない上に新しい情報への感度は低く、さらに、60年以上の人生を歩んできたことで価値観は固定化しています。そんな60代女性たちの「新しいモノ・コトへの興味関心」を一様に引き出すのは簡単ではありません。この年齢になるとそれぞれがそれぞれの不調や病気を抱えており商品を見るときの角度が異なる点も、シニアマーケティングをひとくくりにできない理由です。彼女たちの“消費のツボ”は何なのか?マーケティングのポイントをお伝えします。
【2】公開座談会(60代女性モニター5名登場)…130分
※途中で10分間の休憩をとります
- 1.価値観を探る
60代女性世代の特徴って何?どんな思考を持っているの? - 2.所属コミュニティー
オフライン・オンライン、それぞれ所属しているのはどんなコミュニティー? - 3.60代女性のトレンドを探る
今ハマっていること、同世代の友達の間で流行っていることを教えて! - 4.情報収集のリアル
信頼している情報源と信頼しない情報源を教えて! - 5.消費の本音
“我が家の収入源・支出”を教えて!
日々の暮らしの中で分類している”節約カテゴリー”と”贅沢カテゴリー”を教えて!
出費を惜しまずに定期購入しているヘルスケア商品・サービスは?
買わないorリピートしなくなったヘルスケア商品・サービスは? - 6.60代特有のヘルスケアの悩み・不便を探る
「美容編」「健康編」「生活全般編」 - 7.日々の暮らしのヘルスケアニーズを探る
なくて困っているモノ・コトや、こんなモノ・コトがあれば嬉しい!を教えて!
ヘルスケア企業にどんなことを求めている?改善してほしいことは何? - 8.消費者目線で企業へ“勝手に”アドバイス
商品・サービスがたくさん売れるようになるために、企業はどんな工夫が必要だと思う?
【3】モニターに質問してみよう!企業からモニターへ質問タイム …30分
【4】自由参加:ご参加企業様×主催企業(ウーマンズ,ラビッツ・コーコ)で本日のまとめディスカッション…45分(自由参加です。ご希望の方はお気軽にご参加ください。当日の内容をもとに企業のみで、本日のまとめとしてのディスカッションを行います。ウーマンズやラビッツ・コーコがご回答できる範囲のご質問などもその場で回答させて頂きます。他社様との交流を深めたり情報交換の場としてもお役立てください。)
<当日お渡しするもの>
- ウーマンズ担当部分 講座資料
- 女性モニターのプロフィールシート×5名分
(ライフコースマップ・1か月の家計簿・プロフィール・プログラムの事前回答書が含まれます) - ウーマンズがセレクトする、参考にしたい60代女性向けのマーケティング事例集
<御社サンプル・チラシなどご持参いただけます!>
御社商品・サービスのサンプルやチラシなど、配布ご希望の方はぜひご持参ください。女性モニターの皆さんへプレゼントとしてお渡しさせて頂きます。
<資料ダウンロード>
当座談会の概要説明資料はこちらからダウンロードできます。
開催概要・お申込み
※座談会は毎回テーマ(女性モニターの年代・ライフコース・質問内容etc)を変えて開催いたします。60代女性モニターをお迎えする座談会・今回と同じ内容の座談会の実施は現在未定です。
<価格>
お1人様¥49,800(税抜き)
<開催日時>
2018年6月7日(木)13:00~16:15
※開場時間は12:45分~
<場所>
東京都江東区青海2-5-10テレコムセンタービル20F 会議室
<アクセス>
【新橋・銀座・豊洲方面から】
ゆりかもめ線「テレコムセンタービル駅」下車→改札出て左へ進み駅直結のビルの中へ→エレベーターで20Fへ
【新宿・渋谷方面から】
りんかい線「東京テレポート駅」下車→改札出て右エスカレーターを上がる→地上出たら左に見えるバス停の無料巡回バス乗車(時刻表はこちら)→2つめの「テレコムセンタービル」で下車→目の前のビルの中へ→エレベーターで20Fへ
<お申込み>
お申込みはこちら
<お申込みの前の事前確認>
- プログラム内容は多少変更になる場合がございます
- お申込みはwebよりお願いいたします
- ご請求書はPDFでご指定のメールアドレス宛にお送りいたします
- 領収書の発行は基本的には行っておりません。ご必要な場合は当日受付にて直接お渡しいたしますので事前にご連絡ください
- 銀行振り込みのみ対応しております
- 入金が確認でき次第お申込み確定となります
- お申込み後のキャンセルは原則承っておりません。お申込み者ご本人様が当日ご参加できない場合は、代理の方によるご出席等をお願いします
- 一旦お振込み頂いた料金は、払い戻しができませんのでご了承くださいませ
60代女性公開座談会開催の背景
- 2012年以降、消費者の半分はシニア
- 今後更に上昇する高齢化率(2015年の高齢化率は26.6%、2065年には38.4%に上昇)
- 平均寿命の延伸で長生きする女性が増加(100歳以上の高齢者数は、昭和38年153人→昭和56年1000人突破→平成10年1万人突破→平成24年5万人突破→平成29年67,824人)
上記の事実を多くの企業が理解・把握しシニア向けビジネスは商機と捉えているにも関わらず、国内市場全体を見渡すと、いまだにモノ・コト・情報・企業のマーケティングは現役世代中心です。その理由は、多くの企業にとって「若者向けマーケティングは(長年取り組んできているため)得意だが、シニア女性向けマーケティングは業界内でも成功例が少なく、難しい・分からない」ことが大きな要因になっているように感じます。
シニア女性向けマーケティングが難しい3つの理由
ではなぜ、若い世代と比較してシニア女性対象(60代~100歳以上)のマーケティングが難しいのか?その理由は3つあります。
1.デジタル利用率は高くなったようで実は低い
SNS利用が活発な若い世代にはデジタルプロモーションをリーチさせやすく、ネット上に溢れる口コミ分析も比較的容易に行うことができます。また「若者至上主義」で経済が発展してきた国内市場ではマーケティング情報も豊富で、企業の成功事例も数多くあります。
ところがシニア世代は、SNS含めたデジタル利用率が低いため、デジタルプロモーションのリーチが難しく、ネット上に書き込まれる口コミの少なさから口コミ分析も難しくなります。各社・各機関がシニア世代を対象にデジタル利用率を調査すると、「以前よりも利用率は向上している」という結果になりますが、ここには「ネット上でリサーチを行っているため、ネット利用に強いシニアたちが回答をしていることが前提になっている」というバイアスがあります。また都市部以外の地方含めた日本全体で見ると、企業が思うほどシニア世代のネット利用率は上昇していないという事実もあります。60代のネット利用率は確かに数年前と比較すると上昇はしていますが、まだまだ「アナログ派」のシニア層が多くいることを見逃してはなりません。
今までの国内市場は「シニア対象」ではなかったため成功事例も少なく、マーケティング情報も不足している現状があります。数年前と比較すれば徐々に成功事例も増え、マーケティング情報も増えてきていますが、それでも圧倒的にシニア女性に関する情報が不足しています。そのため、「どのような価値観を持っているのか?」「どのようなモノ・コト・情報を好むのか?」といった消費傾向や生活行動を掴むことは容易ではなく、シニア女性を対象とした商品・サービスの開発・販売に苦戦する企業は今なお多く存在します。
2.年齢を重ねると、価値観は多様化していく
年齢を重ねるにつれ「自分の価値基準」が固定化され、価値観の多様化=消費傾向の多様化が進むことも要因です。例えば、子どもは同じようなライフコースをたどるため(保育園・幼稚園→小学校→中学校…)似たような価値観を持っていますが、仕事や生き方の選択によって所属コミュニティ・収入状況・身体の状態が変化していく大人の場合は、それぞれがそれぞれの価値観を持っています。
3.ビジネスパーソンは、「シニア世代」を経験していない
ビジネスパーソンが「シニア世代」を経験していないことも理由として挙げられます。
以上3つが、シニア女性のマーケティングを難しくしています。しかし、シニア世代がボリュームゾーンとなる今・今後の国内市場においては積極的にねらっていきたい層です。実際にウーマンズには「シニア女性のリアルな声を聞きたい」というご要望が多く寄せられています。100年時代元年を迎えた昨年からは特にその声が強まっており、この流れが、シニア女性の公開座談会開催のきっかけとなりました。今回はその第一回目、60代の女性に集まっていただきます。シニア女性を理解するのにまず必要なことは、彼女たちの価値観を知ることです。今回の公開座談会では、ビッグデータ、デジタルリサーチ、ネットアンケート各種では見えてこない「個の生活像・考え方・消費行動」などに焦点を当てることで、ご参加企業の皆様に新たな発見や気づきを得ていただくことを目的としています。