スイーツハラスメントに苦悩する女性と、理解できない男性
「最近は何かと『〇〇ハラスメント』と言わる…」といった声も多いが、新たに「スイーツハラスメント」が広がってきそうだ。2017年2月に投稿された「シュークリームを買ってくる上司に殺意」と書かれたブログが話題になった。ダイエットを頑張っている女性に対し、職場で上司がスイーツの差し入れすることを「暴力だ」と表現している。ダイエット中の働く女性の頭を悩ませる一つが、職場で配られるスイーツやお菓子のお土産。「職場で配られるスイーツやお菓子のお土産は、ダイエットしている女性にとっては、困る・迷惑。頑張ってお菓子も我慢してるのに、食べなきゃいけない雰囲気が辛い」といった声は実際に多い。
注目したいのは、上記ブログの男性読者と思われる人たちからのコメントとトラックバックだ。投稿した女性はダイエット中の上司からの差し入れに悩む一方で、男性からは「たったそれだけで殺意?」「たったそれだけのカロリーで騒ぐな」といった内容が寄せられている。女性のダイエットに対する細かい悩みを男性は理解できないのかもしれないが、男女の意識の違いが分かりやく表現されている。
菓子メーカーは「スイーツハラスメント」に悩む女性も存在することを理解した上で、職場用スイーツ・職場用手土産スイーツを開発するのも良いかもしれない。多くのダイエット女性や、病気の治療などでカロリー制限や食事療法中の人たちに喜ばれるはず。職場内の人間関係も良好になるかもしれない。スイーツ好きな女性は多いが、状況によっては、女性ならいつでも誰でも必ずスイーツ・甘いモノに飛びつくわけではないのだ。
2024年、女性生活者が関心のある情報は?
女性生活者が “今” 求めているモノ・コトは、2024年版の「女性ヘルスケア白書」内で解説!競争が激化するヘルスケア業界の最新動向、多様化・複雑化する女性生活者の価値観・ニーズ、国の強化施策等から、今年度の市場トレンドを徹底予測しています。新規事業開発や販促戦略に、ぜひご活用ください。
【編集部おすすめ記事】
■ダイエット中の女性2.5割が「医薬品・健康食品」を使用、ボリューム層は中高年、 1万人調査
■たんぱく質ブームはライトユーザー離脱で一段落、今後の市場拡大のカギはプロテイン未利用女性
■女性の健康課題、職場でどんな配慮がされていると働きやすい?雇用形態・年齢別(20〜69歳)
■増える女性の「なんとなく不調」、症状トップ10と要因
■在宅と出社でどう違う? 心身の不調出現と健康意識・行動 女性20〜60代