平均寿命、健康寿命、次の新概念は「美容寿命」?

(最終更新:2018年9月5日)
平均寿命、健康寿命、そして次に注目される概念は「美容寿命」か?40〜60代の女性読者を中心に持つラグジュアリーライフスタイル情報誌の婦人画報(ハースト婦人画報社)は、「美容寿命」を提唱している。

編集部が考える「美容寿命」とは、健康寿命の定義に倣えば「容姿や外見の問題で、人と会ったり外出するのをためらうこともなく、いきいきと生活できる期間」のこと。

「タカミクリニック」院長の高見洋先生によると、「年齢を感じさせる要素にも、好ましいものとそうでないものがあります。美容寿命が途切れるのは、容姿に表れる嫌な年齢感が、好ましい年齢感を上回ったとき、といえるかもしれません」とのこと。(婦人画報 2017年12月号 p.228)

平均寿命の延伸に伴い「健康寿命」が注目され、一般生活者向けにTVCMや雑誌で「健康寿命」というキーワードが使われ始めたのが2012年頃。

「健康寿命」の概念が広まった今、新たに注目されるのは「人生100年時代だからこそ、70歳、80歳、90歳になっても元気に、健康に、美しく」という「美容寿命」の考え方かもしれない。注意したいのは、美容寿命に求めているのは決して「不自然な若々しさ」ではなく、自然な若さと美しさ。次の2記事からは、今の女性たちの「不自然な若々しさより、ナチュラルな若さが良い。年齢を重ねることにあらがわずにキレイに年を重ねたい」という気持ちが垣間見える。

一般的に美容ニーズは年齢とともに低下し(※)健康ニーズが上回るようになるが、最近のシニア女性は見た目も気持ちも若い。高品質なエイジングケア商品やサービスが続々と登場していることもあり、年齢を重ねてもシニア女性の美容ニーズは高いところで維持されるようになるだろう。(※)富裕層女性はのぞく。富裕層女性は経済面や環境面からすでに十分な健康管理ができているため、美容ニーズが健康ニーズを上回る傾向にある。

中高年女性の間で「美容寿命」が広まっていきそうだ。

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