健康リスク 高いのは専業主婦
健康リスクが高いライフコースは、健康診断が義務付けられている企業の勤め人とは違って「任意」で受診する「専業主婦」だ。それを裏付ける調査結果が出た。(調査対象:オレンジページメンバーズ・国内在住の成人女性、有効回答数981人。中心年齢層は30~50代、専業主婦41.6%、有職主婦52.4%(フルタイム勤務24.1%、パート・アルバイト23.1%、自営業3.3%、派遣1.9%)、家事手伝い2.7%、学生0.4%、その他3.0%)
オレンジページくらし予報が行った女性の健康診断に関する調査によると、5年以内に健康診断を受けていない人は全体の18.5%で、職業別に非受診率を見ると次のような結果となった。専業主婦は健診を受けない人の割合が高いことがわかる。
- 専業主婦(24.3%)
- 家事手伝い・学生・その他(16.7%)
- フルタイム・パート・自営業を含む有職主婦(8.3%)
健診受診率が低い専業主婦は体の変化や健康リスクに気づく機会が少ない分、健康対策への意識も低くなりがちだ。専業主婦にヘルスケア商品をアプローチするなら、商品のスペックを前面に打ち出すよりも、そもそも論としてヘルスケア意識の向上をコンセプトにタッチポイントを考えるのが良いだろう。健康状態の確認方法や健康リスクに関する知識提供などといったヘルスケアの基本情報の発信や、自分の体と向き合う機会を提供するのは好例だ。
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