高まる女性の「友活」ニーズ 新しいマーケティングテーマに

結婚相手や恋愛相手を探す婚活・恋活は、今も昔も変わらず女性たちが盛り上がるトピックだが、最近は「友活」ニーズも高い。「友活」とは友だちをつくるための活動で、最近は「友活」をコンセプトにしたイベント、パーティー、食事会、スポーツ、社会人サークルが増えている。女性たちの「友活」ニーズからマーケティングを考えてみよう。

「友活」ニーズが高いのは男性より女性

社会人になると、働き方、環境、経済状態、ライフスタイル、ライフステージが個々の価値観を大きく変えていくため、学生時代に仲が良かった友だちといつまでも同じ価値観を持ち続けることは難しくなる。特に、仕事・結婚・出産・子育て・夫の転勤・家族の介護などをきっかけに生き方が多様化していく女性の場合はそれが顕著だ。

わかりやすい例で言うなら、結婚して子育てしている女性、妊活をしているがなかなか妊娠できずに悩んでいる女性、独身で仕事や趣味を生きがいにしている女性、親を介護している女性は、それぞれがそれぞれの価値観・楽しみ・悩みを持って生活しているため、自分と異なる生き方をしている女性に共感できる部分は少なく話が合わなくなる。表面的な会話やたまに会う程度の付き合いはできても、悩みを打ち明けたり愚痴を言い合ってスッキリ!ということもできず、真にお互いをわかり合えない。そんな状況が続くと、それまで仲の良かった友だちであってもやがて疎遠になり、「話の合う友だちが欲しい」というニーズが徐々に生まれてくる。

生涯を通じて環境も価値観も常に流動的に変化し、気の合う友だちが減る要因になる「ライフステージの変化」に度々直面するのは一般的に男性よりも女性であること、さらに、女性は人とのコミュニケーションを男性よりも重視する性質があることを考えると、「友活」ニーズは男性よりも女性が強いと言える。

大人の「友活」をサポートするマーケティング

大人になると本当に仲良くなれる友だちを見つけるのは難しい。子ども時代とは違って、知らない人に対するガードが固くなったり、生き方・働き方・収入・幸福度などの面で相手と自分を比較したり、見栄や嫉妬に疲れたり、ライフステージやライフコースが自分と相手が違うことで発言に気をつけるべき項目が増えるからだ。

では、大人が友活をするなら何を基準に探せばいいのだろうか?それは、同じライフコースにいる人、共通の夢・目標を持っている人、共通の趣味を持っている人だ。40代の女性向け美容誌 美ST7月号pp.166-169(光文社)では40代からの「友活」を取り上げており、実際に大人になってから仲の良い友だちを見つけた女性たちを紹介している。いずれの女性も、自分と共通の夢や目標を持っている人と友情を築いている様子が書かれている。

女性のライフコースが大きく枝分かれしていくのは特に30代〜40代。それまで仲の良かった友だちと疎遠になり始める時期でもあり、今の自分と気が合う友だちをつくりたい、と考え始める時期でもある。30〜40代女性を対象にしたマーケティングのテーマに「友活」を採用するのはどうだろう?

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