仕事・勉強への影響がある女性8割、花粉症の症状と対策

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第一三共ヘルスケアが、花粉症の実態について20〜60代の男女4,700人を対象に調査を実施した。男女全体の55.1%が花粉症持ちで、花粉症持ちの女性のうち67.4%が花粉症を「風邪と同様または風邪よりもつらい」、77.5%が「仕事や勉強のパフォーマンスが低下する」と感じていることがわかった。今や2人に1人が発症する国民病の花粉症、その経済損失は3,800億円にものぼると試算され(※)、対策は急務だ。花粉症持ちの女性は、具体的にどんな症状に悩み、どんな対策をしている?(※)2023年1〜3月の経済損失額で第一生命経済研究所が試算

男性より多い自覚症状、女性の「花粉症の症状」トップ12

花粉症の自覚症状は、全体的に男性より女性の方が強いようだ。調査対象のうち花粉症持ちの女性1,293人に花粉症の症状を聞いたところ(複数回答)、「不眠」「発熱」以外は全て女性が男性を上回る結果となった。特に男女差が大きく女性に多いのは、「喉・皮膚のかゆみ」と「肌あれ」。

【画像】「花粉症が及ぼす影響に関する47都道府県全国調査(第一三共ヘルスケア)」よりウーマンズラボ作成

 

男性より高い対策意識、女性の「花粉症の対策項目」トップ11

花粉症の対策についても男女差が見られた。花粉症対策のトップ3は(複数回答)、男女ともに「マスクの着用」「鼻炎薬(内服薬)の服用」「点眼薬の使用」だが、全項目において女性の方が対策行動者率が高い結果となった。特に男女差が大きいのは「洗濯物を室内で干す」で、女性36.6%で男性20.0%。家事を担うのが女性に多いことから、女性の方が洗濯物による対策意識が強いと考えられる。

【画像】「花粉症が及ぼす影響に関する47都道府県全国調査(第一三共ヘルスケア)」よりウーマンズラボ作成

 

 

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