女性看護師の8割が「自立しやすい職業」、長期就業の意向あるも体力・精神負担が壁に
看護師は自分の仕事を「長く働き続けやすい職業」と認識している一方で、体力的・精神的負担や人手不足といった職場環境の課題が、長期就業への不安要素となっている実態が、看護職向け求人サービスを手掛けるレバウェル(東京・渋谷)による調査で分かった。
約8割の看護師が「自立しやすい職業」
調査は今年2月に、現役の女性看護師486人に実施。看護師は女性が経済的・社会的に自立し、働き続けやすい職業だと思うかを聞いたところ、「そう思う」は78.6%に。約8割が自身の職業を“自立しやすい職業”と捉えていることがわかった。
看護師資格が自立を支えていると感じる点については、最多が「安定した収入を得やすい」。次いで「雇用形態や勤務時間を選びやすい」「出産・育児などブランクがあっても復職しやすい」が続いた。
継続就業の意向
半数超が「60歳以降も就業可能」
看護師として何歳頃まで働き続けられると思うかを尋ねた質問では、全体で「60歳頃まで」と「60歳以降も可能だと思う」が合わせて56.2%となり、60代以降までの長期就業を見込む人が過半数を占めた。年代別にみると、年齢の上昇とともに長期就業を視野に入れている割合は上昇。一方で20代では「すでに働き続けるのは難しい」や「わからない」が高く、キャリア形成の初期段階において、将来の就業継続に対する見通しを持ちにくい状況がうかがえる結果に。
働き続ける上での不安
働き続ける上での不安要因は、「夜勤・立ち仕事などによる体力的な負担」が最多で約6割。次いで「責任の重さに対する精神的プレッシャー」「人手不足による業務過多」が続いた。
これらの結果から、看護師は「長く働き続けられる職業」であるという認識が一定程度広がっている一方で、体力的・精神的負担や人手不足といった職場環境上の課題が、長期就業への不安要素となっている実態が浮き彫りとなった。
仕事と家庭の両立
仕事と家庭の両立における課題については、「精神的なストレス」が最多となり5割超え。次いで「体力面の負担」「自分の休息・自由時間の不足」が続いた。また、「シフト調整など急な予定変更への対応」など、看護師特有の勤務形態も負担の一因となっていることが明らかになった。
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