【統計を読む】胃がん罹患率、50代から性差が拡大 女性は80〜90代がピーク
ヘルスケアにまつわる統計から、女性の健康課題を性差や年齢による違いから読み解くシリーズ「統計を読む」。今回は「胃がんの罹患率」を、男女・年齢階級別にグラフ化した(厚生労働省「2023年 全国がん登録 罹患数・率」)。
胃がんの状況:年間で約10万人が罹患(男女計)
厚生労働省の調査によると、2023年に胃がんと診断された人は、男女合わせて約10万5000人に上る。男女別では女性が3万3729人、男性が7万1135人で、男性の罹患数が女性を大きく上回っている。部位別の年齢調整罹患率を見ると、女性では「乳房」「大腸」「肺」「子宮」に次いで、「胃」が5位、男性では「前立腺」「大腸」「肺」に次いで「胃」が4位となっている。※罹患率は、人口10万人あたりの1年間に新たに胃がんと診断された人の数。
胃がん罹患率:男性は女性の2.8倍
胃がんの年齢調整罹患率は、女性42.3、男性118.1(人口10万人対)で、男性は女性の約2.8倍。年齢階級別にみると、若年層では性差が小さいものの、年齢が上がるにつれて広がる。男女ともに50代以降で上昇が目立ち始め、性差も顕著になる。女性は年齢とともに緩やかに上昇し、80~90代では人口10万人当たり約200人となる。一方、男性は60代以降に急増し、80代後半に約550人でピークに達する。高齢層では、男性の罹患率は女性の2~3倍となる。
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