【2019発表】日本人の平均寿命の推移、男女別(1960〜2018)
厚生労働省が2019年7月30日に公表した簡易生命表によると、2018年の日本人の平均寿命は男性81.25歳、女性は87.32歳で過去最高を更新したことがわかった。国際比較で見ると、日本女性の世界ランキングは香港(87.56歳)に続いて第2位、男性は香港(82.17歳)、スイス(81.4歳)に続いて第3位。
平均寿命の推移(男女別)
平均寿命は男女ともに年々伸びている。1960年~2018年までの推移を見てみると、58年間の間で男性は15.93歳、女性は17.13歳伸びており、女性の方が寿命が長く伸び率も大きいことがわかる。
内閣府公表の高齢社会白書「平均寿命の将来推計」によると、平均寿命は今後も伸びると予想され、2060年には男性は84.19歳に、女性は90.93歳になるという。
平均寿命を知るための完全生命表(※)の調査は明治時代に始まり、第1回目実施調査(明治24~31年)では平均寿命は男性は42.8歳、女性は44.3歳だったというから、近代に入り日本人が急速に長生きするようになったことがわかる。
※完全生命表は、国勢調査による日本人人口(確定数)や人口動態統計(確定数)をもとに 厚生労働省が5年ごとに作成し、簡易生命表は、推計人口による日本人人口や人口動態統計月報年計 をもとに毎年作成している。
日本人の死因順位(男女別)
厚労省は、日本の死因順位についても毎年公表している。男女別の死因順位と、死因別死亡率の年次推移は以下記事でまとめている。
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