全国31都府県のスーパー1,024店舗で同時開催、「deleteC大作戦2025」開始
9月のがん征圧月間に合わせ今月1日、「deleteC大作戦2025」が全国のスーパーマーケットで始まった。市民・企業団体・医療者が一体となってがん啓発に取り組みながらがん治療の研究を支援するもので、スーパーマーケット6社(サミット、平和堂、ヨークベニマル、カスミ、イズミ、静鉄ストア)が、31都府県の1,024店舗で展開。客が対象商品を購入することで、1点につき1〜2円が、がん治療研究に寄付される。開催は今月末まで。
主催は、がん啓発事業の認定NPO法人deleteC。NHKで番組制作に携わった後に独立し、「注文をまちがえる料理店」を手掛けて話題を集めた小国士朗氏が立ち上げた。同プロジェクトは、日常の買い物を通じて誰もが気軽に研究支援に参加できる、カジュアルな社会貢献。参加企業や団体は、自身のブランドロゴや商品、サービス名からCancerの頭文字「C」を消すなどしてオリジナル商品・サービスを企画・提供し、その購入金額の一部を、deleteCを通じて医師・研究者が推進するがん治療研究に寄付する、という仕組み。
以下動画は、支援先のがん治療研究を発表したイベント「deleteC 2025 -HOPE」の様子。今年2月に開催した。
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