昼休みや業務の合間に8分で健康測定 万博で話題の「測定ポッド」首都圏のオフィスビルに初導入
日々の健康状態を、出社や休憩の合間に測り、行動変容につなげる。そんな新たなヘルスケア体験が、東京・日本橋のオフィスビルで始まった。2025年大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオンで人気を集めた「カラダ測定ポッド」を使う「DotHealth(ドットヘルス)カラダ測定サービス」で、首都圏のオフィスビルでは初の導入となる。
サービスを提供するのは、博報堂、BIPROGY、JR西日本の3社で構成するPHRコネクト共同企業体。三井不動産と連携し、5月19日から日本橋室町三井タワーで始めた。
今回の導入で注目されるのは、健康測定を特別な機会ではなく、働く人の日常動線の中に置いた点だ。利用者は個室ブース型の測定機器「ポッド」に入り、機器の案内に沿って測定を進める。約8分で脈拍や肌の油分など約50項目のデータを取得できる。測定できるのは心血管、髪、肌、歯、脳、筋骨格の6分野。結果は専用のウェブアプリに蓄積され、グラフで推移を確認できる。3週間に1回程度の継続利用を想定している。

【出典】測定結果は専用アプリから確認できる
昼休みや業務の合間に測定することで、日々の体調変化を把握しやすくし、健康意識の醸成や行動変容につなげる狙いがある。健康経営や人的資本への関心が高まる中、オフィスに設置することで、従業員が無理なく健康づくりに取り組める環境を整える。
大阪・関西万博では、大阪ヘルスケアパビリオンの来館者が553万人を超え、同ポッドで自身の健康状態を可視化し、行動変容を促す「リボーン体験」が話題を呼んだ。共同企業体は万博レガシーとして事業を継続し、現在は大阪府内4カ所で提供している。
サービスは約1年間提供する予定。来街者も利用できるようにし、街全体への波及も目指す。三井不動産はオフィスワーカー向けサービス「&BIZ」の一環として展開し、測定結果をもとにした商品・サービスの提案や、入居テナント企業との連携も検討する。
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