病気・治療の情報収集で頼りにしている情報源ランキング
インテージヘルスケア(東京・千代田)は、「かながわ血液がんフォーラム」に来場した血液がん患者とその家族を対象に「病気や治療の情報を入手するために頼りにしている情報源」について、ヒアリング調査を実施した。調査結果によると、血液がん患者が、病気・治療の情報を入手するために最も頼りにしている情報源は以下だった(画像クリックで拡大可)。(調査対象:「かながわ血液がんフォーラム」に参加した血液がん患者とその家族,60サンプル,25~29歳:2%/40~44歳:2%/45~49歳:10%/50~54歳:15%/55~59歳:15%/60~64歳:20%/65歳~:35%/無回答:2%)
血液がんは多くの疾患・病型に分類され、分類毎の患者数が少ない疾患であるため、患者は、症状・進行度など患者自身の状況に当てはまる情報の入手が難しい。そのため、38%の患者が自身の状況を理解している「かかりつけ医(主治医)」を頼りにしていると回答したと考えられる。
また、32%の患者が「医療機関 (病院・医院)サイト」に該当する「国立がん研究センターのがん情報サービス」を「頼りにしている」と回答しており、公的な機関がエビデンスに基づいて発信する情報は一定の患者に届いていることがわかる。
同調査では「もっと知りたいこと」についても質問しており、22%の患者が「同じ疾患・病型の患者からの情報」と回答した。「同じ疾患・病型の患者」には、情報の入手だけでなく「想いに共感したい」など心の繋がりを求める意見も多かったという。
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