シミ要因の新概念誕生 ストレスとシミの興味深い関係
ポーラ・オルビスグループの敏感肌専門ブランド「ディセンシア」が30〜40代女性へ行った調査で、精神的なストレスによって「シミ」が加速していることがわかった。ストレスを感じている人の方がストレスを感じていない人に比べ、シミが1.3倍多いという。
ストレスでシミができるメカニズム
同社によると、ストレスがかかると「活性酸素」が発生することで肌内部で炎症が起き、過剰なメラニン生成が行われ、生成されたメラニンは「活性酸素」によって、酸化が進むことで黒化しシミになるという。また、ストレスがかかると血行不良が起きることで皮膚温が低下し、バリア機能の低下を招くことがわかっており、バリア機能が低下した肌は外部刺激を受けやすく、肌内部で炎症を繰り返すことによりシミが加速してしまうとのこと。
ストレスとシミの関係を実感している人は少数
ストレスによる吹き出物やニキビができ肌荒れすることは広く知られているが、ストレスとシミの出現の関係性について知っている女性は10%と少ないようだ(ディセンシア調べ)。
しかし、ストレスを感じている人とそうでない人のシミの多い・少ないを比較するとと、1.3倍もの違いが見られる。ストレスを感じている人は実際にシミが増えてしまうようだ。
同社は来春に、精神的ストレスによるシミにも対応した美白ケアシリーズを発売する予定。同時にストレスとシミの関係について認知を高める必要があるが、この興味深い結果に振り向く女性は多そうだ。
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