日本に逆行、世界で増加する魚介類の消費量 その理由とは
1人1年当たりの食用魚介類の消費量は2001年の40.2㎏をピークに減少し、2016年は24.6㎏(平成29年度 水産白書)と国内では魚離れが急速に進んでいるが、世界に目を向けると、過去半世紀で消費量は2倍以上に増加している。特に増加しているのは中国とインドネシア。
世界的に消費量が増えている要因について、FAO(国際連合食料農業機関)は次の4点を挙げている。
- 輸送技術などの発達で食品流通の国際化が進んだこと
- 都市人口の増加により国際的なフードシステムとつながったスーパーマーケットなどでの食品購入が増えていること
- 経済発展の進む新興国や途上国では、芋類などの伝統的主食からたんぱく質を多く含む肉・魚へと食生活が移行していること
- 健康志向の高まり
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