消費動向に影響を与える「女性の未婚率」の現状を理解しよう

自らの意思で「結婚しない」女性が増えている今、結婚していない女性を「結婚ができない女性」とひとくくりに表現するのはNGだ。未婚女性をそのように表現するメディアを未だによく見かけるが、まるで女性に何か欠陥があるような雰囲気を持つその言葉に「結婚をしない」あるいは「遅い結婚を望む」選択をした女性は違和感・嫌悪感を感じるからだ。

未婚女性は消費が活発

「結婚ができない女性」とくくるのではなく、マーケティング視点で「期待のおひとり様市場」と捉えるようにしてみよう。これからさらに拡大が見込める女性の「おひとり様市場」。世帯年収は低くても、自分消費は活発な特徴がある。

女性の未婚率が上昇すると以下のような変化が起き、市場全体の消費動向を変える要因となっていく。

  • 働く女性の増加で、女性の消費パワーの拡大
  • 未婚=子供なし、とは限らないが未婚率の上昇により少子化が進む
  • 単身世帯の増加、ファミリー層の減少(家族形態の変化)

「おひとり様市場」を牽引する女性の未婚率は今後はどうなるのか見てみよう。

2035年の女性未婚率は2割

女性の未婚率は年々増加、約20年後には2割にまで上昇。近年は加速度的におひとり様人口が増えており、今後5~10年でさらに増える見込みだ。

女性の「結婚していない理由」は?

結婚しない理由

 

  • 第1位 自由や気楽さを失いたくないから(31.6%)
  • 第2位 まだ若すぎるから(27.0%)
  • 第3位 必要性を感じないから(31.6%)
  • 第4位 趣味や娯楽を楽しみたいから(25.7%)
  • 第5位 仕事(学業)に打ち込みたいから(20.3%)

おひとり様市場を狙え!

働く女性のための情報誌、日経ウーマン9月号(日経BP社)では、おひとり様に関する特集を組んでいる(「おひとり老後」に備える10のリスト)。未婚女性の増加に伴い、最近は、おひとり様の老後問題を取り上げる女性誌が増えている。内容は、お金、住宅、人間関係などの備えについて。

未婚女性は収入のほぼ全てを自分自身のために使う傾向が強く、高価格商品が売れやすいのも働く未婚女性の層だ。おひとり様市場は今後期待市場の一つとして、各社積極的にマーケティング戦略に組み込んでいくようにしよう。

おひとり様(独身女性)に関する以下の記事も参考にどうぞ。

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