乳がん罹患率(年齢別)|国内の状況・検診受診の流れ・企業団体の取組(2/2)

乳がん検診受診の実態

乳がん検診受診率の状況

  • 日本全体の乳がん検診受診率は徐々に高まっているものの、国際比較すると依然として低い
  • 国内では、有名人が乳がんに罹患したり亡くなると自分ゴト化し受診する女性が増える傾向にある
  • 乳がん検診受診率は都道府県別に開きがある

都道府県別 乳がん検診受診率

  • 受診率が高いのは山形県、山梨県、宮城県
  • 受診率が最も低いのは山口県

国際比較 乳がん検診受診率

日本は乳がん検診受診率が低いことで知られており、国際比較を見ると日本の乳がん検診受診率は7カ国中、最下位。欧米諸国の約半数にとどまる。

乳がん検診の流れ

  1. 乳がん検診(一次検診)
  2. ・異常なしの場合は、定期的に検診を受ける
    ・異常ありの場合は、精密検査を受ける(二次検査)
  3. ・精密検査を受けた結果、乳がんと診断された場合は治療へ
    ・精密検査を受けた結果、「異常なし」「良性の病変」の場合は定期的な検診を欠かさずに受ける

乳がん検診(一次)は、国の指針によりますと、対象は40歳以上で、問診、乳房X線検査(マンモグラフィ)が基本になっています。視触診は推奨はされていませんが、実施する場合はマンモグラフィ検査と併用します。乳がん検診はマンモグラフィ検査が国際基準ですが、乳腺の密度が高い40代の検診精度が低くなるという課題があり、近年、マンモグラフィ検査に「超音波検査」を組み合わせたり、単独で用いたりする方法を採用しているところもあります。引用:日本対がん協会「乳がんの検診について」

検診場所・内容

乳がん検診には「住民検診」「職場検診」「個人検診」の3つがある。

  • 住民検診
    低価格で手軽に受けられる。40歳以上を対象にしているケースが多い
  • 職場検診
    低価格で他の検診と一緒に受診可
  • 個人検診
    施設や内容は自分で好きなところを選べる。自由度が高い分費用がかかる

3つの違いは以下のホームページで分かりやすく解説されている。

乳がんに関する取り組み

特に女性の顧客を抱える企業や女性ワーカーが多い企業は、積極的に乳がんに関する取り組みを行っている。ここでは7社の取り組みをピックアップ。

団体・企業による啓発への取り組み

  • 日本乳がんピンクリボン運動
    ピンクリボン検定 、乳がんの手術をした人も温泉を楽しめる「ピンクリボン温泉ネットワーク」、女性放射線技師育成支援プログラムなどを展開
  • ピンクリボンフェスティバル
    有名人によるトークショーやシンポジウム、セミナー、ウォーキングの開催など
  • ソフィ
    触って確認するセルフチェックの方法と、リスク度を知るチェックテストを紹介
  • コニカミノルタ
    セルフチェックの方法、チェックテスト、乳癌検診の流れなどを紹介
  • アートネイチャー
    社員に対し、認定NPO法人乳房健康研究会が主催するピンクリボンアドバイザー認定資格取得推進、各種イベント会場や各店舗で乳がん検診を勧めるブレストケアパンフレットの配布
  • ディノスセシール
    セシールオンラインショップ上のピンクリボンページの「参加する」ボタンをクリックするごとに、購入に関わらず、セシールから10 円を寄付する「セシール ピンクリボン・みんなの気持ちをつなげようキャンペーン」を実施(2018年10月実施)
  • 丸松坂屋百貨店
    店舗でのしこりタッチ体験会、人気キャラクター「さくらパンダ」のピンクリボンバッジ販売、売上の一部を乳がん検診の啓発活動を行うNPO法人に寄付する「ピンクリボン自動販売機設置」(2018年10月実施)

乳がん患者の声

ネット上の声

ネット上には乳がん患者や、その家族による投稿が多く見られる。

41歳、独身で乳癌になりました。私も両親が亡くなったら一人になります。兄弟はいますが離れています。これだけ未婚率が上がっていて、がん患者も増えているので、これからは高齢者向けだけでなく、多様なシェアハウスや施設ができていくのでは、と思います。実家暮らしで、いつかは自立したいと思っていましたが、病気になって、抗癌剤の副作用で動けなかった時など、“一人じゃなくて良かった、両親が元気で良かった”、と心から思いました。人は一人では生きていけないと実感しました。引用:発言小町

私も昨年の7月に母を亡くしました。母は乳癌からの転移で肺癌の末期でした。本当に苦しみました。でも何とか家に連れて帰り私は介護休暇で母につきっきりで介護しました。今でもその母親との日々が思い出されてどうしようもなく寂しい気持ちになります。引用:発言小町

3年前のクリスマスの日、私は海の見える病院で乳がんの手術をした。(中略)術後の弱った体と疲れ切った心に追い打ちをかけるような医師の言葉が脳裏から離れない。「あなたはスキルス性の乳がんですから抗がん剤は受ける方がいい」と。私は「なるべくなら抗がん剤は受けたくないのです」と述べた。暗い気持ちで診察室を出る私の後ろ姿に「サプリメントに走らないようにして下さいね」と言われた。今にして思えば医師の何気ない一言がぐさりと胸に刺さるのも病気の特徴だが、抗がん剤を勧めるにしてももう少し患者の気持に沿った言い方はないものだろうか引用:認定特定非営利活動法人がんサポートコミュニティー

私は温存手術で「見た目さほどかわらない」とか術前言われましたが、そんなことはありませんでした。時間が経てばもとに戻るとか思えないぐらい、ざっくり抉られ、乳頭もいびつに曲がっちゃっいました(泣) 摘出、縫合は先生のお考え(ご判断)や病巣の広がりも関係してるとは思いますが…温存手術の再建は保険適応外で全額負担だと聞いています…。場合によっては再建できません。というのも含めまして、選択できる状態であっても、どちらが良いとか言えないです。引用:ヤフー知恵袋

乳がん患者を理解する書籍

乳がんと診断されたらすぐに読みたい本 ~私たち100人の乳がん体験記


我がおっぱいに未練なし

もしすべてのことに意味があるなら がんがわたしに教えてくれたこと

乳がんに関する情報

乳がんに関する組織、学会、団体

書籍

国立がん研究センターの乳がんの本 (国立がん研究センターのがんの本)


最先端治療 乳がん (国がん中央病院がん攻略シリーズ)

乳がんに負けない!あなたの命を守る食事

 

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