シニアマーケティング 事例・プロモーション・トレンド(2/3)
シニアマーケティング、プロモーションの企業事例
シニアをターゲットにしたマーケティングで参考にしたい5つの企業事例。いずれもシニア世代に人気の商品・サービス。
資生堂
- <商品・サービス名>
プリオール - <分類>
化粧品ブランド - <概要>
「大人の七難すんなり解決」 プリオールは、大人ならではの悩みを研究し生まれた、楽に、美しくなれる化粧品ブランドです。スキンケア・ベースメイク・ポイントメイク・ヘアケアのラインナップで、大人女性の美しさをきらめかせます。
- <参考にしたい点>
・女子力を感じさせる、かわいいデザイン
・“年寄りくささ”を一切感じさせず、どちらかというと“少女らしさ”を感じさせるCM
・ダイレクトに年齢を表記していないが、“私の年齢向けの化粧品ね”とさりげなく感じさせるブランディング
・サイトのつくりが見やすい、理解しやすい
カーブス
- <商品・サービス名>
カーブス - <分類>
フィットネス施設 - <概要>
女性だけの30分健康体操教室。カーブスは、女性だけの30分健康体操教室です。 お腹のたるみ・ひざ腰・姿勢・血圧などが気になるあなたも、プロのコーチがしっかりサポートします。何歳からでも通え、予約不要のシステムで都合のよい時に無理なく楽しく通えます。
- <参考にしたい点>
・フィットネス施設特有の不満を徹底排除
【例1】女性専門にしている(男性たちと同じ場所でフィットネスに取り組むことを敬遠する女性は多い)
【例2】予約をせず、好きな時間・都合のよい時間に通える(隙間時間の有効活用)
【例3】1回30分で完結する、楽な運動プログラム。一般的なフィットネスジムのように2~3時間/回かかることがないため、心理的ハードルが低い。(時間を多く奪うモノコトは一日のタスクが多い女性たちに好まれない。ただし、シニアの中でも、「時間を持て余しているタイプ」の場合は、時短であることが必ずしも好まれるわけではない)
【例4】鏡を置かないといった細やかな配慮(一般的なフィットネスジムでは鏡を置いていないが、運動をして痩せたいと思っている女性は、鏡にうつる自分の姿を見たくない)
【例5】シャワーを設置しない(シャワーがあると、運動後に化粧や洗髪をすることになる。これがまた、時間的・心理的ハードルになってしまう)
セブンイレブン
- <商品・サービス名>
― - <分類>
コンビニエンスストア - <概要>
― - <参考にしたい点>
(1)中食、個食が豊富、単身世帯のシニアにとって便利で楽
(2)「らくらくお届け便」「あんしんお届け便」「セブンミール」など買い物が困難な高齢者の買い物支援サービスが充実
やずや
- <商品・サービス名>
やずや - <分類>
健康食品の通販サイト - <概要>
“豊かに生きる”ための“食べる”を考える会社、やずやです。食を通じて、人生を豊かに。自分たちが欲しくなる本物の商品だけにこだわり続けてきました。本物だけをまっすぐあなたへ、やずやです。
- <参考にしたい点>
・分かりやすいサイト構成
【例1】「お悩み」から商品を探せる
【例2】「人気商品」から商品を探せる
【例3】文字が大きく読みやすい
【例4】「ご質問、商品のこと」「情報コンテンツ」「インフォメーション」と、トップページですっきり分類されているため、必要な情報にすぐアクセスできる
・定期便の契約をしていても「お休み・中止」ができる安心感を提供
・安心安全にこだわった商品(特にシニア世代は健康への関心が他世代よりも高く、食に対して、ママ世代と同様「安心・安全」を求める傾向が強い)
趣味人倶楽部
- <商品・サービス名>
趣味人倶楽部 - <分類>
コミュニティサイト - <概要>
趣味でつながる、仲間ができる、大人世代のSNS、趣味人倶楽部。趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ)は、大人世代が趣味や仲間を探すためのコミュニティサイトです。 - <参考にしたい点>
・「趣味でつながる」という明確なコンセプト
・悪質な出会い目的にならないようプライバシー管理を厳しくしている
・匿名性が保たれているため、安心
・日本全国の人と知り合える(年齢を重ねるごとに、新しい人との出会いは減っていくもの。しかし、同時に歳を重ねるごとに、人との交流欲は上昇する傾向にある)
・会社人生を終えた後の新たな「居場所」を提供